取手駅からJR常磐線・上野東京ラインに乗れば、上野まで乗り換えなしでおよそ40分。茨城県取手市はこの利便性を保ちながら、住宅価格が抑えられたまちとして長く発展してきました。とはいえ近年は人口減少と高齢化が同時に進み、まちの姿は静かに変わりつつあります。交通・子育て・生活環境という3つの切り口から取手市の住みやすさを整理し、いま住まいをどう考えるべきかを、県と市の公式統計をもとにハウスドゥ 取手戸頭がお伝えします。
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取手市はどんなまち?基本データ
人口103,468人・49,340世帯
茨城県統計課「茨城県常住人口調査」によると、取手市の常住人口は103,468人、世帯数は49,340世帯(いずれも令和8年4月1日現在)です。面積は69.94平方キロメートル、人口密度は1平方キロメートルあたり1,479.4人で、県内では市街地が形成された部類のまちです。
人口はピークから減少局面に

国勢調査で取手市の人口推移を見ると、昭和60年の108,365人から平成7年の118,282人でピークを迎え、その後は平成12年115,993人、平成22年109,651人、令和2年104,524人と減少が続いています。首都圏のベッドタウンとして早くに開発が進んだ分、住民の高齢化と世代交代の時期を、県内の他市より先に迎えているまちといえます。
高齢化率35.1%という現実
年齢別人口割合は15歳未満9.4%、15〜64歳55.6%、65歳以上35.1%(令和7年10月1日現在)です。令和6年の出生数は444人に対し、死亡数は1,521人(県人口動態統計)と、自然減が大きくなっています。これは取手市の住みやすさが劣っているという話ではなく、昭和期に一斉に入居した世代がそろって高齢期に入ったという、開発の歴史がそのまま表れた数字です。実際、住まいの相談の現場でも、相続・住み替え・実家の管理といったご相談が年々増えています。
土地利用と財政
取手市の土地利用は農地36.1%、宅地20.6%、山林2.2%、その他41.1%(令和6年1月1日・県市町村概況)。山林がほとんどなく平坦な地形です。財政力指数は0.60(令和6年度)、1人当たり市町村民所得は2,980千円(令和5年度)となっています。
取手市の交通アクセス
JR常磐線で上野・東京へ直通
取手市の交通の軸はJR常磐線です。市内には取手駅・藤代駅があり、取手駅からは上野東京ライン・常磐線快速で上野方面へ直通します。上野駅までおよそ40分程度が目安です(列車種別・時間帯により異なります)。乗り換えなしで都心に出られることが、取手市が住宅地として選ばれてきた最大の理由です。
関東鉄道常総線で市内をカバー
取手駅を起点に関東鉄道常総線が伸びており、市内には西取手駅・寺原駅・新取手駅・ゆめみ野駅・稲戸井駅・戸頭駅があります。JR常磐線の2駅と合わせて市内に8駅を持ち、鉄道でのアクセス網は県内でも密度の高い部類です。当店のある戸頭エリアも、常総線の戸頭駅を最寄りとしています。
つくばエクスプレスは市内を通らない
住まい選びの際に誤解されやすい点ですが、つくばエクスプレスは取手市内を通っていません。TXを利用する場合は隣接する守谷市の守谷駅が最寄りとなります。取手市はあくまでJR常磐線と関東鉄道常総線が生活の軸です。
車でのアクセス
常磐自動車道の谷和原インターチェンジ、国道6号・294号が利用でき、車での移動もしやすい環境です。市域が平坦なため、自転車での移動がしやすいことも日常生活では利点になります。
取手市のエリア別の特徴
取手駅周辺
JR常磐線の始発駅であり、商業施設が集まる市の中心部です。始発列車を利用できるため、座って通勤できる点が住宅地としての強みになっています。マンションの供給もこのエリアが中心です。
戸頭・稲戸井エリア(常総線沿線)
当店のある戸頭を含むエリアで、昭和期に大規模な団地・住宅地として開発されました。敷地にゆとりのある戸建てが多く、現在は世代交代が進みつつあります。価格帯は取手駅前より落ち着いており、住み替え先としても検討されます。
ゆめみ野・新取手エリア
ゆめみ野は比較的新しく整備されたエリアで、区画整理された街並みが特徴です。取手市内では新しい住宅の供給が見られる地域です。
藤代エリア(旧藤代町)
2005年に取手市と合併した旧藤代町のエリアです。JR藤代駅を中心に住宅地が広がり、周辺には農地も多く残ります。
取手市の子育て・教育環境
子育て世帯には手厚い環境が残る
15歳未満の割合が9.4%と低いことは裏を返せば、学校や保育施設に対して子どもの数が少ないということでもあります。1クラスあたりの人数や施設の空き状況という点では、子育て世帯にとって余裕のある環境といえます。支援制度の内容は改正されることがあるため、児童手当・医療費助成・保育の最新情報は取手市公式ウェブサイトでご確認ください。
東京藝術大学取手校地
取手市には東京藝術大学の取手校地があり、アートを軸にしたまちづくりの取り組みが行われてきました。教育・文化の面で特色のあるまちです。
医療体制
取手市の医療施設従事医師数は人口10万人あたり196.6人(令和4年12月31日現在・県医療政策課)です。高齢化率が高いまちであることから、医療・介護へのアクセスは住まい選びで重要な確認事項になります。
取手市の生活環境
生活インフラ
水道普及率は95.3%、汚水処理人口普及率は92.1%(県公表値)です。市街地では下水道が整備されていますが、郊外の一部には未整備の地域も残ります。中古住宅・土地を検討する際は、上下水道の引き込み状況を必ず確認してください。
利根川と平坦な地形
取手市は利根川に面し、市域は平坦です。山林がほとんどなく(2.2%)、土砂災害のリスクは限定的である一方、河川の浸水想定区域が設定されているエリアがあります。住まいを選ぶ際・売却する際のいずれも、取手市が公開しているハザードマップで対象地の浸水想定を確認しておくことをおすすめします。近年は災害リスクが不動産の評価に影響する場面が増えています。
取手市の地価と住宅事情【2026年】
公示地価は前年比プラス0.98%
2026年(令和8年)の公示地価によると、取手市の地価平均は1平方メートルあたり49,196円、坪単価では162,634円、変動率は前年比プラス0.98%です(国土交通省地価公示の集計値/tochidai.info)。住宅地に限った公示地価の平均は1平方メートルあたり46,453円です。全国1,376市町村中438位となっています。いずれも市内の公示地点を平均した「目安」であり、個別の土地の評価額を保証するものではありません。
都心通勤圏としての価格の手頃さ
参考までに、同じ県南のつくば市は平均91,324円、守谷市は152,130円ですので、取手市は都心へ直通でありながら価格が抑えられていることがわかります。予算を抑えて通勤圏に住まいを求める層にとって、取手市は現実的な選択肢です。
売り手にとっての意味
地価は微増にとどまり、大きな値上がりは期待しにくい状況です。一方で下落しているわけでもありません。重要なのは、高齢化にともなって売却物件が今後増えていく局面にあるという点です。同じエリアに売り物件が並ぶ前に動けるかどうかが、売却価格と売却期間を左右します。
取手市で家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと
相続・空き家のご相談が増えています
高齢化率35.1%という数字は、これから相続が発生する住宅が多いことを意味します。相続登記は2024年4月1日から義務化されており、相続を知った日から3年以内に登記をしないと10万円以下の過料の対象となり得ます。空き家のまま放置すると、特定空家等に指定されて固定資産税の住宅用地特例が解除されるリスクもあります。
昭和期の団地・住宅地の売却
戸頭をはじめとする昭和期開発の住宅地では、建物の築年数が経過しているケースが大半です。建物に価値が付きにくい場合でも、土地としての需要や、当社の買取によって現金化できる可能性があります。「古いから売れない」と決めつける前に、一度査定でご確認ください。
ハウスドゥ 取手戸頭にご相談ください
当社は自社買取専門店として、仲介・買取の双方でご相談を承っています。査定額の根拠は宅地建物取引業法第34条の2第2項に基づき明示しています。取手市の団地・エリアごとの事情を踏まえてご提案します。
取手市の住みやすさに関するよくある質問
Q1. 取手から東京都心までどのくらいですか?
JR常磐線・上野東京ラインで取手駅から上野駅までおよそ40分程度が目安です(列車種別・時間帯により異なります)。取手駅は始発列車があるため、座って通勤しやすい点も特徴です。
Q2. 取手市につくばエクスプレスは通っていますか?
通っていません。TXを利用する場合は隣接する守谷市の守谷駅が最寄りになります。取手市内はJR常磐線(取手駅・藤代駅)と関東鉄道常総線(西取手・寺原・新取手・ゆめみ野・稲戸井・戸頭)が走っています。
Q3. 取手市の人口が減っているのはなぜですか?
首都圏のベッドタウンとして昭和期に一斉に開発が進み、当時入居した世代がそろって高齢期に入ったためです。国勢調査では平成7年の118,282人をピークに減少が続いています。まちの魅力の問題というより、開発の歴史がそのまま人口構成に表れている状態です。
Q4. 取手市の地価は上がっていますか?
2026年の公示地価は前年比プラス0.98%と微増です。つくば市(プラス5.62%)や守谷市(プラス10.46%)ほどの上昇ではありませんが、下落はしていません。
Q5. 築年数の古い家でも売れますか?
建物の評価が付きにくくても、土地としての需要や買取による現金化の可能性があります。取手市は昭和期開発の住宅地が多いため、当社ではこうした物件のご相談を数多く承っています。
Q6. 取手市で不動産を売るなら、どこに相談すればいいですか?
取手市は団地・エリアごとに事情が大きく異なるため、地域に詳しい会社への相談をおすすめします。ハウスドゥ 取手戸頭では無料査定を承っています。
まとめ|取手市の住みやすさ
上野まで直通約40分、始発列車も使える利便性を持ちながら、公示地価はつくば市の約半分・守谷市の約3分の1という価格の手頃さ。これが2026年時点の取手市です。市内8駅の鉄道網、平坦な地形、東京藝術大学取手校地といった特色も見逃せません。ただし、昭和期に一斉開発された住宅地が多いため高齢化率は35.1%に達し、人口は平成7年をピークに減少局面が続いています。裏を返せば、相続や住み替えによる売却物件がこれから増えていく局面ということです。同じエリアに売り物件が並ぶ前に、まずは相場を知っておく。取手市で住まいの売却をお考えなら、ハウスドゥ 取手戸頭にお気軽にご相談ください。
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