龍ケ崎市の不動産や暮らしについて調べていると、「人口は増えているの?減っているの?」「地価はこれからどうなる?」という疑問に行き当たることが多いのではないでしょうか。当社housedo.life(取手戸頭店)ではこれまで龍ケ崎市の住みやすさ・子育て・交通アクセス・防災について個別にご紹介してきましたが、本記事では視点を変え、国勢調査・公示地価という一次データの長期推移を追いかけることで、龍ケ崎市がどんなまちへ向かっているのかを整理します。数字はすべて公的統計・地価公示データベースに基づく「目安」であり、断定的な将来予測ではない点をあらかじめお断りしておきます。
龍ケ崎市の人口は「増加期」と「減少期」に分かれる
龍ケ崎市の人口を長期で見ると、大きく2つの時代に分かれます。総務省統計局の国勢調査結果を基にした市の人口ビジョン関連資料によれば、1950年(昭和25年)時点の人口は約3万4,528人でした。そこから1975年(昭和50年)まで25年間で約4万565人と、6,000人程度(率にして約2割)の緩やかな増加にとどまっていました。
潮目が変わったのは1977年(昭和52年)の龍ケ崎ニュータウン造成です。都市再生機構(当時の住宅・都市整備公団)による大規模な宅地開発が始まると、龍ケ崎市は本格的な人口増加期に入り、1995年(平成7年)には人口増加率が全国第2位を記録したという記録も残っています。
国勢調査に基づく人口推移(5年ごと)
| 調査年 | 人口(人) | 備考 |
|---|---|---|
| 1970年(昭和45年) | 37,267 | |
| 1975年(昭和50年) | 40,565 | ニュータウン造成前 |
| 1980年(昭和55年) | 43,132 | |
| 1985年(昭和60年) | 48,857 | |
| 1990年(平成2年) | 57,238 | |
| 1995年(平成7年) | 69,163 | 人口増加率 全国2位 |
| 2000年(平成12年) | 76,923 | |
| 2005年(平成17年) | 78,950 | |
| 2010年(平成22年) | 80,334 | 人口のピーク |
| 2015年(平成27年) | 78,342 | 減少に転じる |
| 2020年(令和2年) | 76,420 |
出典:総務省統計局「国勢調査」を基にした龍ケ崎市関連資料・Wikipedia「龍ケ崎市」掲載表(いずれも国勢調査結果を一次資料とする)
1975年から2010年までの35年間で人口はほぼ倍増しています。ニュータウン開発による社会増(転入)が牽引した典型的な首都圏近郊都市の成長パターンといえます。一方で2010年の80,334人をピークに人口は減少へ転じ、2020年の国勢調査では76,420人まで下がりました。市の分析では、転入・転出はおおむね拮抗している一方、80〜90年代に大量入居した世代が高齢期を迎えたことで自然減(死亡が出生を上回る状態)が急速に進んでいることが減少の主因とされています。
直近の住民基本台帳人口(2026年)
龍ケ崎市公式ホームページの発表によると、令和8年7月1日現在の住民基本台帳人口は73,963人、世帯数は36,551世帯です(男性36,706人・女性37,257人、うち外国人住民3,817人)。また茨城県統計課「市町村のデータ」では、令和8年4月1日現在の常住人口は73,790人・世帯数34,261世帯とされています(国勢調査を基礎とした推計値のため住民基本台帳人口と若干の差があります)。Wikipediaが参照する推計人口(2026年7月1日時点)は73,666人で、2024年時点の人口はおおむね1998年(平成10年)と同水準に戻っていると分析されています。

なぜ増減したのか|龍ケ崎ニュータウンと高齢化の関係
龍ケ崎市の人口増減を理解する鍵は「龍ケ崎ニュータウン」にあります。1970年代後半に始まったこの大規模開発は、都心から電車で1時間圏内という立地の良さもあって、多くのファミリー世帯を呼び込みました。1985〜1995年の10年間だけで人口が約2万人増えており、これは当時の龍ケ崎市の人口の3割近くに相当する規模です。
この「一斉入居」には裏返しの側面もあります。同時期に家を買った世代がまとめて高齢期を迎えることで、自然減(death率の上昇)が同時多発的に進みやすいという構造です。市の分析でも「人口減少率・高齢化率・平均年齢いずれも茨城県平均より高い」傾向が指摘されています。これは裏を返せば、今後10〜20年で「昭和・平成に取得された戸建て」が相続や住み替えを機に売却市場へ出てくる局面が続きやすいことを意味しており、当社が地域の不動産会社として力を入れているテーマでもあります。
年齢別人口の傾向
龍ケ崎市公式ホームページでは「年齢別住民基本台帳人口」を年2回(4月・10月)公表しています。詳細な年齢階級別データは市公式サイトで随時更新されているため、最新の数値を確認したい方は「龍ケ崎市 年齢別人口」で検索し、市公式ページを直接ご覧いただくことをおすすめします。本記事では大枠の傾向として、ニュータウン開発期に入居した層の高齢化が進む一方、駅周辺や新しい分譲エリアでは子育て世代の転入も一定数見られる、という二極的な傾向がある点を押さえておきます。
龍ケ崎市の公示地価|長期推移と直近の動き

人口動態と並んで気になるのが地価の推移です。tochidai.info(国土交通省地価公示・都道府県地価調査データに基づく集計サイト)によると、2026年(令和8年)の龍ケ崎市の公示地価は平均3万4,042円/m2(坪単価11万2,538円/坪)で、前年からの変動率は+2.23%の上昇となっています。公示地価の全国順位は1,376市町村中665位、変動率(上昇率)の順位は1,375市町村中263位です。
用途別に見ると、住宅地の平均は2万9,078円/m2(坪9万6,127円)で前年比+2.77%、商業地は5万4,780円/m2(坪18万1,090円)で+0.83%、工業地は2万3,100円/m2(坪7万6,363円)で+3.13%と、いずれも上昇基調にあります。ただし、これらはあくまで市全体の集計平均であり、個別の土地の価格を保証する数値ではない「目安」である点にご留意ください。
過去との比較で見える傾向
Wikipedia「龍ケ崎市」の記載によれば、2008年(平成20年)の国土交通省「都道府県地価調査」では、住宅地の下落率で東京圏ワースト4位・10位に龍ケ崎市内の地点が入った時期もありました。リーマンショック後の地価下落局面を経て、直近の2026年公示地価では上昇へ転じている構図です。長期の地価トレンドは「人口減少局面=地価下落」と単純に結びつくものではなく、都心方面へのアクセスの良さや再開発、金利環境など複数の要因が絡み合って決まる点も押さえておきたいポイントです。
駅別・エリア別に見る龍ケ崎市の地価
龍ケ崎市内には3つの駅(龍ケ崎市駅・入地駅・竜ヶ崎駅)があり、地価にも駅ごとの差が見られます。tochidai.infoの駅地価ランキングによると、2026年時点で最も地価が高いのは龍ケ崎市駅圏(4万2,525円/m2・坪14万578円、変動率+2.03%)、次いで入地駅圏(2万6,166円/m2・坪8万6,501円、+1.44%)、竜ヶ崎駅圏(2万1,742円/m2・坪7万1,877円、+1.58%)という順です。3駅とも前年からの上昇が確認できます。
町名別の地価差
同じ市内でも町名によって地価の開きは大きく、最新のエリア地価データでは佐貫(8万1,850円/m2・+3.91%)が最も高く、藤ケ丘(4万7,900円/m2・+1.91%)、中根台(3万9,900円/m2・+2.31%)と続き、南中島町(1万9,300円/m2・+1.01%)などは相対的に落ち着いた水準です。最高額地点は「龍ケ崎市佐貫1丁目9番3」(9万6,700円/m2)、最低額地点は「龍ケ崎市泉町字宮本後1902番」(1,300円/m2)とされ、同じ龍ケ崎市内でも実に70倍以上の開きがあります。ご自身の物件がどのエリアに位置するかによって相場感は大きく変わるため、「龍ケ崎市の地価」とひとくくりに考えず、町名単位で確認することが大切です。
人口減少局面の不動産市場をどう捉えるか
「人口が減っている=不動産の価値が下がる」というイメージを持たれる方は少なくありません。しかし龍ケ崎市の直近データを見る限り、2026年の公示地価はむしろ上昇(+2.23%)しており、人口動態と地価動向が必ずしも連動していないことがわかります。都心方面への交通利便性、常磐線沿線としてのブランド、ニュータウン整備による住環境の良さなど、人口以外の要因が地価を下支えしている可能性があります。
一方で、龍ケ崎ニュータウン開発期に入居した世代の高齢化が進んでいることは事実であり、今後は「相続をきっかけに空き家になる」「住み替えのために売却を検討する」といったケースが増えていくと見込まれます。当社housedo.life(取手戸頭店)では、龍ケ崎市を含む取手・龍ケ崎エリアで、こうした相続・住み替えに伴う不動産売却のご相談を数多くお受けしています。
まとめ|長期データから見える龍ケ崎市のこれから
龍ケ崎市は1975〜2010年の35年間で人口がほぼ倍増した後、2010年をピークに緩やかな減少局面に入っています。一方で2026年の公示地価は市全体で+2.23%の上昇となっており、人口減少がそのまま地価下落に直結しているわけではありません。長期的な人口・地価の推移を押さえておくことは、売却のタイミングや資産としての将来性を考えるうえで参考になります。数字はあくまで公的統計に基づく目安であり、個別の土地・建物の評価には現地の詳細な調査が必要です。ご自宅や相続された不動産の価値が気になる方は、当社の無料査定をご活用ください。
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- 龍ケ崎市の子育て・教育環境|たつのこたっち【2026】
- 龍ケ崎市の交通アクセス|通勤・通学の便利さ【2026】
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取手市の人口・地価の長期推移については取手市の人口と地価の推移|長期データで見る変化【2026】もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q1. 龍ケ崎市の人口は今どれくらいですか?
A. 龍ケ崎市公式ホームページによると、令和8年7月1日現在の住民基本台帳人口は73,963人、世帯数は36,551世帯です(男性36,706人・女性37,257人、うち外国人住民3,817人)。茨城県統計課の常住人口調査(令和8年4月1日現在)では73,790人・34,261世帯となっています。
Q2. 龍ケ崎市の人口はいつがピークでしたか?
A. 総務省統計局の国勢調査結果によると、2010年(平成22年)の80,334人が過去最多です。1977年からの龍ケ崎ニュータウン造成による社会増(転入)が続いた結果、35年間でほぼ倍増しました。
Q3. 龍ケ崎市の人口は減少していますか?
A. 2010年をピークに緩やかな減少局面に入っています。2020年国勢調査では76,420人でした。市の分析では、転入・転出は拮抗している一方、ニュータウン入居世代の高齢化に伴う自然減(死亡が出生を上回る状態)が主な要因とされています。
Q4. 龍ケ崎市の地価は上がっていますか、下がっていますか?
A. tochidai.info(国交省地価公示データベースに基づく集計)によると、2026年(令和8年)の公示地価は平均3万4,042円/m2で、前年比+2.23%の上昇です。住宅地・商業地・工業地のいずれも前年から上昇しています(目安の数値であり、個別地点の価格を保証するものではありません)。
Q5. 龍ケ崎市内でどのエリアの地価が高いですか?
A. 駅別では龍ケ崎市駅圏が最も高く4万2,525円/m2、町名別では佐貫が8万1,850円/m2で市内最高水準です。同じ市内でも町名によって地価は大きく異なるため、個別のエリアで確認することをおすすめします。
Q6. 人口が減っている地域の不動産は売れにくいのでしょうか?
A. 一概にはいえません。龍ケ崎市の場合、人口はピークから減少していますが2026年の公示地価はむしろ上昇しており、交通利便性や住環境など人口動態以外の要因も地価に影響しています。個別の物件の価値は立地・状態・市場動向によって異なるため、査定でのご確認をおすすめします。
Q7. 龍ケ崎ニュータウンとはどのような開発ですか?
A. 1977年(昭和52年)に造成が始まった大規模住宅地開発です。都心から電車で1時間圏内という立地の良さから多くのファミリー世帯が入居し、龍ケ崎市の人口が1975〜2010年の35年間でほぼ倍増する原動力となりました。
相続した実家や古民家をこれからどうするか迷っている方は、龍ケ崎市の実家・空き家・古民家をどうする?補助金と選択肢もあわせてご覧ください。



