「龍ケ崎市に住んだら、東京の職場まで無理なく通えるだろうか」——中古戸建てや土地を探すとき、価格や間取りの前に、まず気になるのが通勤・通学のリアルな所要時間ではないでしょうか。龍ケ崎市には「龍ケ崎市駅」と「竜ヶ崎駅」という似た名前の駅が二つあり、路線バスやコミュニティバスも複数の事業者が運行しています。本記事では龍ケ崎市公式サイトや関東鉄道の情報をもとに、鉄道・バス・車のアクセスを路線・所要時間まで具体的に整理しました。ハウスドゥ 取手戸頭が、これから龍ケ崎市への引っ越しや住み替えを検討する方に向けてまとめています。
龍ケ崎市の交通の全体像|二つの駅と三本柱の公共交通
龍ケ崎市の交通を理解するうえで最初につまずきやすいのが、駅の名前です。JR常磐線の駅は「龍ケ崎市駅」、そこから関東鉄道竜ヶ崎線に乗り換えた先の終点は「竜ヶ崎駅」。市名は「龍ケ崎市」で、路線と終着駅は「竜ヶ崎」と、竜の字が異なります(出典:龍ケ崎市「龍ケ崎市の位置・アクセス」)。物件情報や乗換案内を調べるときにこの違いを知らないと、思わぬ勘違いをしてしまうことがあります。
市内の公共交通は大きく分けて、JR常磐線・関東鉄道竜ヶ崎線という「鉄道」、関東鉄道など複数事業者による「路線バス」、市が運行する「コミュニティバス」、そして近年始まったAIオンデマンド交通「龍ケ崎のるーと」や乗合いタクシー「龍タク」という新しい足の4本柱で構成されています(出典:龍ケ崎市公式ホームページ「公共交通(電車・バスなど)」)。以下、それぞれを詳しく見ていきます。
鉄道アクセス|JR常磐線「龍ケ崎市駅」の実力
2020年に「佐貫駅」から「龍ケ崎市駅」へ改称
市の玄関口はJR常磐線の龍ケ崎市駅です。この駅は長らく「佐貫駅」という名前でしたが、令和2年(2020年)3月14日のダイヤ改正にあわせて「龍ケ崎市駅」へ改称されました(出典:龍ケ崎市「JR常磐線佐貫駅改称」)。駅の開業は明治33年で、当時の所在地が稲敷郡馴柴村佐貫だったことに由来する駅名でしたが、市の知名度向上を目的に改称が実現した経緯があります。中古物件の登記情報や古い地図では「佐貫駅」表記が残っていることもあるので、資料を確認する際は同一の駅であると理解しておくと安心です。
上野まで最短31分・品川方面へも直通
龍ケ崎市公式サイトが案内する所要時間の目安は次のとおりです(出典:龍ケ崎市「龍ケ崎市の位置・アクセス」)。
- 上野駅まで約50分(特急利用で最短31分)
- 上野東京ラインを利用し品川駅まで約60分
上野東京ラインは東京駅・新橋駅・品川駅方面へ、常磐線の系統によっては都心を横断して新宿・渋谷方面へも直通します。特急ひたち・ときわが停車する駅ではありませんが、後述する牛久駅・取手駅・佐貫方面の隣接駅で特急を利用する選択肢もあります。所要時間は列車種別や時間帯、乗り換えの待ち時間によって変わりますので、実際に通勤・通学で使う時間帯の時刻表で確認することをおすすめします。
関東鉄道竜ヶ崎線で市街地の「竜ヶ崎駅」へ約7分
龍ケ崎ニュータウンや旧市街の中心部に向かう場合は、JR龍ケ崎市駅の東口から関東鉄道竜ヶ崎線に乗り換えます。終点の竜ヶ崎駅までの乗車時間は約7分です(出典:龍ケ崎市「龍ケ崎市の位置・アクセス」)。竜ヶ崎線はJRの駅名改称後も駅名を「佐貫駅」のまま維持しており、市内での呼び方と鉄道会社の表記にずれがある点は前述のとおりです。竜ヶ崎線は日本でも数少ない単独路線(他路線と接続しない盲腸線)として知られ、地域の生活路線として長く親しまれています。

路線バス・コミュニティバス|駅と住宅地をつなぐ足
関東鉄道バスは8方面に運行
龍ケ崎市駅・竜ヶ崎駅を起点に、関東鉄道株式会社が路線バスを運行しています。2025年9月17日時点で公式サイトに掲載されている主な系統は次のとおりです(出典:龍ケ崎市「市内を運行する路線バス一覧」)。
- 龍ケ崎市駅東口~ニュータウン久保台
- 龍ケ崎市駅東口~ニュータウン長山
- 龍ケ崎市駅東口~ニュータウン白羽(2025年10月1日改正で系統名変更)
- 龍ケ崎市駅東口~総合運動公園
- 龍ケ崎市駅東口~江戸崎(稲敷市方面)
- 竜ヶ崎駅~取手駅東口
- ニュータウン長山~牛久駅東口
- 深夜バス「龍ケ崎市駅~白羽一丁目」
竜ヶ崎駅~取手駅東口、ニュータウン長山~牛久駅東口のように、市境をまたいでJR常磐線の隣接駅へ直接アクセスできる路線がある点は見落とされがちですが、通勤ルートの選択肢を広げる材料になります。路線・ダイヤは改正が入りやすいため、最新の時刻表は関東鉄道の公式サイトで確認するのが確実です(出典:関東鉄道竜ヶ崎営業所、電話0297-62-6111)。
大利根交通自動車バスは取手駅方面をカバー
大利根交通自動車株式会社も、取手駅を起点に北方車庫・もえぎ野台・立崎・利根ニュータウン東方面の路線を運行しており、龍ケ崎市南部から取手方面へのアクセスを補完しています(出典:龍ケ崎市「市内を運行する路線バス一覧」)。
コミュニティバスは市内3地区の生活路線
市が運行するコミュニティバスは、龍ケ崎・北竜台・龍ヶ岡の各地区と関東鉄道竜ヶ崎駅、JR龍ケ崎市駅東口を結ぶ生活路線として整備されています。路線図・時刻表は2025年4月に改編され、市公式サイトで公開されています(出典:龍ケ崎市「路線図・時刻表」)。運賃や詳細なルートは変更されることがあるため、利用前に最新情報を確認してください。
AIオンデマンド交通「龍ケ崎のるーと」と乗合いタクシー「龍タク」
路線バスの本数が少ないエリアを補うため、龍ケ崎市はAIオンデマンド交通「龍ケ崎のるーと」を導入しています。スマートフォンや電話で予約し、AIが最適なルートを組んで運行する仕組みで、市内の交通空白地帯の解消を目的とした取り組みです(出典:龍ケ崎市「AIオンデマンド交通『龍ケ崎のるーと』」)。あわせて乗合いタクシー「龍タク」も運行しており、高齢者や車を持たない世帯の移動手段として位置づけられています。運行エリアや予約方法は市公式サイトで随時更新されているため、利用を検討する場合は最新のお知らせを確認するのが確実です。
近隣市町のコミュニティバスも市内に乗り入れ
取手市・稲敷市・河内町のコミュニティバスも、それぞれJR龍ケ崎市駅西口、湯ったり館、関東鉄道竜ヶ崎駅・済生会病院などの停留所を通じて龍ケ崎市内に乗り入れています(出典:龍ケ崎市「市内を運行する路線バス一覧」)。市境に近いエリアに住む場合は、隣接自治体のバス路線も選択肢に入れておくと移動の幅が広がります。
車での交通アクセス|圏央道と幹線道路
圏央道「牛久阿見インターチェンジ」から約20分
車での市内アクセスは、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の牛久阿見インターチェンジが最寄りです。同ICを下車後、主要地方道「土浦・竜ヶ崎線(おなばけ通り)」を通り、主要地方道「竜ヶ崎・潮来線」を経由して龍ケ崎市街まで約20分とされています(出典:龍ケ崎市「龍ケ崎市の位置・アクセス」)。牛久阿見ICは牛久市・龍ケ崎市双方の最寄りICとして機能しており、常磐自動車道と圏央道を乗り継ぐことで東京方面からも比較的スムーズにアクセスできます。
市内の主要地方道と幹線道路
市内移動の骨格となるのは、土浦・竜ヶ崎線(おなばけ通り)と竜ヶ崎・潮来線の2本の主要地方道です。龍ケ崎ニュータウンから旧市街、隣接する牛久市・取手市方面への移動もこれらの道路が軸になります。日常の買い物や通院、車での通勤ルートを検討する際は、この2本の道路を基準に自宅候補地からの距離感を確認しておくと具体的にイメージしやすくなります。
通勤・通学シーン別に見るアクセスの使い分け
都心のオフィスへ通勤する場合
上野・東京・品川方面のオフィスに通勤する場合は、JR龍ケ崎市駅から常磐線・上野東京ラインを利用するのが基本ルートです。特急を使えば上野まで最短31分という所要時間は、茨城県南エリアの中でも都心アクセスの良さとして語られる要素です。駅までは徒歩・自転車のほか、関東鉄道バスや駅前駐輪場の利用も選択肢になります。住まい探しの際は、自宅から龍ケ崎市駅までの実際の移動手段と所要時間もあわせて確認しておくと、通勤全体の負担感をより正確につかめます。
牛久・取手方面へ通勤・通学する場合
牛久駅・取手駅方面へは、関東鉄道バスの「ニュータウン長山~牛久駅東口」線や「竜ヶ崎駅~取手駅東口」線を使えば、龍ケ崎市駅を経由せずに直接アクセスできます。車の場合も牛久阿見ICを介して圏央道・常磐自動車道の両方にアクセスしやすく、勤務先の立地によって鉄道とバス、車を柔軟に使い分けられるのが龍ケ崎市の特徴です。
市内の学校・ニュータウンへの通学
市内の小中学校への通学は、地区ごとに指定される通学区域に基づき、徒歩や自転車が基本になります。龍ケ崎ニュータウン(北竜台・龍ヶ岡地区)から市街地の高校などへ通う場合は、コミュニティバスや関東鉄道バスが選択肢となります。就学前に学区と通学手段を確認しておくことは、住まい探しの重要なチェックポイントです。学区や子育て環境の詳細は、当サイトの龍ケ崎市の子育て・教育環境|たつのこたっち【2026】でも解説しています。
地区別に見る駅・バスへのアクセスのしやすさ
龍ケ崎ニュータウン(北竜台・龍ヶ岡地区)
龍ケ崎市の北部に広がるニュータウンエリアは、関東ロームが堆積する稲敷台地に位置し、首都圏50キロメートル圏内という立地から開発が進みました(出典:龍ケ崎市「龍ケ崎市の位置・アクセス」)。龍ケ崎市駅・竜ヶ崎駅へは関東鉄道バス「ニュータウン久保台」「ニュータウン長山」線などで結ばれており、車を使わない生活を想定する場合はバス便の時間帯を事前に確認しておくことが大切です。
龍ケ崎市駅(旧佐貫駅)周辺
駅そのものに近いエリアは、徒歩での駅アクセスが最大のメリットです。上野東京ラインで都心へ直通できる利便性と、駅前の商業施設やスーパーへの近さを両立できる立地として人気があります。
竜ヶ崎駅周辺の旧市街
市役所や商店街に近い旧市街エリアは、関東鉄道竜ヶ崎線で龍ケ崎市駅まで約7分というアクセスの良さがあります。生活の中心地としての利便性と、鉄道での都心アクセスをバランスよく確保したいという方に向いています。
買い物・生活利便性との関係
交通アクセスは買い物や通院といった日常生活の利便性とも密接に関わります。龍ケ崎市駅・竜ヶ崎駅周辺には商業施設や商店が集まっており、車を使わなくても駅を起点に生活の用が足りるエリアが一定範囲に広がっています。一方でニュータウンや農村部では車が生活の前提になる場面も多く、通勤・通学の交通手段とあわせて、日常の買い物動線も含めて住まい選びを検討することをおすすめします。
防災の視点から見る交通インフラ
龍ケ崎市は北の台地と南の低地で地形が分かれており、南部は利根川・小貝川に挟まれた沖積平野です。災害時には道路や鉄道が寸断される可能性もあるため、市が公表するハザードマップで浸水想定区域や避難経路を事前に確認しておくことも、交通インフラを選ぶうえで欠かせない視点です。日頃の通勤・通学ルートが浸水想定区域を通るかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。
龍ケ崎市の基礎データ
交通アクセスとあわせて押さえておきたい市の基礎データです(出典:龍ケ崎市「龍ケ崎市の人口・世帯数」2026年7月10日更新、「龍ケ崎市の位置・アクセス」)。
- 人口:約7万3,963人(令和8年7月1日現在・住民基本台帳)
- 世帯数:約3万6,551世帯
- 面積:78.59平方キロメートル(東西約12.3km・南北約9.3km)
- 位置:東京の北東約45km・筑波研究学園都市の南約20km・成田国際空港の北西約20km
住宅地の地価動向や地区ごとの特徴、子育て環境まで含めた龍ケ崎市の住みやすさ全体については、龍ケ崎市の住みやすさ|交通・子育て・地価【2026】で詳しくまとめています。あわせてご覧ください。
交通アクセスを踏まえた住まい選び・売却のポイント
駅からの距離は資産価値にも直結する
駅までの徒歩距離やバス便の頻度は、将来その物件を売却するときの査定額にも影響する要素です。査定額を提示する際、不動産会社には法律上、根拠を明示する義務があります(宅地建物取引業法34条の2第2項)。交通利便性は査定の根拠のひとつとして具体的に説明を受けられる項目ですので、査定を依頼する際は「なぜその金額なのか」を交通アクセスの観点からも確認してみるとよいでしょう。
仲介と買取、どちらが向いているか
駅から離れたニュータウン内の物件や、再建築不可・訳ありの土地であっても、相談自体は可能です。仲介は市場価格に近い金額での売却を目指せる一方、買取は現金化までのスピードを重視する方に向いています。交通アクセスの良し悪しによって売却戦略も変わってくるため、まずは物件の状況を踏まえた個別相談をおすすめします。
龍ケ崎市エリアの不動産売却・買取のご相談は龍ケ崎市の不動産売却・買取相談|ハウスドゥ 取手戸頭の専門ページでも承っています。過去の売却査定実績やお客様の声もあわせてご覧いただけます。
よくある質問(FAQ)
龍ケ崎市から東京の都心へは電車で何分かかりますか?
JR常磐線「龍ケ崎市駅」から上野駅まで約50分、特急利用で最短31分です。上野東京ラインを使えば品川駅まで約60分でアクセスできます(出典:龍ケ崎市公式サイト)。
「龍ケ崎市駅」と「竜ヶ崎駅」は同じ駅ですか?
異なる駅です。「龍ケ崎市駅」はJR常磐線の駅(旧・佐貫駅)、「竜ヶ崎駅」は関東鉄道竜ヶ崎線の終着駅で、両駅は約7分の乗車でつながっています。
車で龍ケ崎市街に行くにはどのルートが便利ですか?
圏央道の牛久阿見インターチェンジで下車し、主要地方道「土浦・竜ヶ崎線」「竜ヶ崎・潮来線」を経由するルートが目安で、市街地まで約20分です。
龍ケ崎市に路線バス以外の交通手段はありますか?
市が運行するコミュニティバスのほか、AIオンデマンド交通「龍ケ崎のるーと」、乗合いタクシー「龍タク」があります。路線バスの本数が少ないエリアを補う交通手段として整備されています。
牛久駅や取手駅へ直接行けるバス路線はありますか?
あります。関東鉄道バスの「ニュータウン長山~牛久駅東口」線、「竜ヶ崎駅~取手駅東口」線を利用すれば、龍ケ崎市駅を経由せずにアクセスできます。
龍ケ崎市や周辺エリアで実際にどのような価格で不動産が取引されているか気になる方は、売却査定実績とお客様の声もあわせてご覧いただきたい。
まとめ|龍ケ崎市は「駅二つ・足四本柱」で都心と生活圏をつなぐまち
龍ケ崎市の交通は、上野まで最短31分という常磐線のアクセスの良さと、関東鉄道竜ヶ崎線・複数の路線バス・コミュニティバス・AIオンデマンド交通という多層的な地域交通網によって支えられています。通勤・通学のルートを具体的にイメージするなら、まず自宅候補地から最寄りのバス停・駅までの距離と、実際の時刻表を確認することが欠かせません。住まい探しや売却のご相談は、電話・LINE・無料査定のいずれからでもお気軽にどうぞ。
▶あわせて読みたい:龍ケ崎市の防災・ハザードマップ|洪水・土砂災害の備え【2026】
関連情報として龍ケ崎市の人口と地価の推移|長期データで見る変化【2026】もあわせてご覧ください。
相続した実家や古民家をこれからどうするか迷っている方は、龍ケ崎市の実家・空き家・古民家をどうする?補助金と選択肢もあわせてご覧ください。



