千葉県我孫子市は、JR常磐線で上野・東京方面へ直通できる利便性と、手賀沼・利根川に囲まれた自然環境を併せ持つまちです。この記事では、我孫子市の人口と地価の長期推移を国勢調査・地価公示など一次データをもとに整理し、今後の住まい選びや売却タイミングを考える材料としてまとめました。

我孫子市の人口推移(国勢調査で見る長期変化)

我孫子市の人口は、高度経済成長期以降の宅地開発とともに増加を続け、平成17(2005)年前後にピークを迎えたとみられています。我孫子市公式サイトの「人口と世帯」データによると、令和2年国勢調査時点の人口は130,510人(男性63,546人・女性66,964人)、世帯数は56,311世帯でした。平成27(2015)年の54,089世帯と比べると、人口はやや減少している一方で世帯数は2,222世帯増加しており、いわゆる「世帯の小規模化」が進んでいることがうかがえます(出典:我孫子市公式サイト「人口と世帯」)。

我孫子市の人口推移グラフ(国勢調査)

年齢別人口構成の推移

年齢3区分別の人口を見ると、2010年から2020年の10年間で年少人口(0〜14歳)は16,718人から14,303人へ、生産年齢人口(15〜64歳)は81,590人から75,668人へそれぞれ減少した一方、老年人口(65歳以上)は31,271人から40,539人へと増加しています(出典:我孫子市公式サイト「令和2年国勢調査の結果」)。少子高齢化の進行は全国的な傾向ですが、我孫子市でも同様の変化がデータに表れています。

我孫子市の地価推移(公示地価で見る長期変化)

国土交通省の地価公示によると、我孫子市の2025年の住宅地平均地価は目安として92,238円/㎡、商業地は255,333円/㎡とされ、住宅地の対前年比は+4.89%の上昇となりました。直近10年ほどは横ばい傾向が続いていたものの、2022年頃から都心部の地価上昇の波及もあって上昇に転じ、10年間で約15%上昇したとする調査もあります(出典:国土交通省地価公示・地価情報サイトの集計データ、数値は目安)。

我孫子市の公示地価推移グラフ

地価が上昇している背景

我孫子市はJR常磐線で上野駅まで最速30〜40分程度とされ、都心通勤圏として一定の需要があります。近年はつくばエクスプレス沿線(柏・流山エリア)の地価上昇を受けて「都心直通で価格を抑えたい」層が我孫子市に流入する動きも指摘されています。天王台駅・我孫子駅周辺は利便性が高く、湖北・布佐エリアは自然環境を重視する層に選ばれる傾向があるなど、駅・地区によって需要の背景が異なる点も特徴です。

世帯数が増えているのはなぜか

人口自体はゆるやかに減っているにもかかわらず世帯数が増えている背景には、一人暮らし世帯や高齢者の単身・夫婦のみ世帯の増加、若い世代の独立による世帯分離などが考えられます。全国的にも見られる傾向ですが、我孫子市のように「人口減少・世帯数増加」が同時に進む地域では、住宅需要(特にコンパクトな住まいへの需要)の構造が変化している可能性があり、空き家となった実家の扱いを検討する際にも参考になるデータです。

駅別に見る地価目安

地価は駅からの距離やエリアの特性によって差があります。我孫子駅・天王台駅周辺の商業地・住宅地は利便性を反映して相対的に高い水準にあるとされる一方、湖北・布佐エリアなど利根川沿いの住宅地は比較的落ち着いた価格帯とされています。具体的な価格は物件ごとに異なるため、正確な相場を知りたい場合は個別の査定をおすすめします(各地点の詳細な公示地価は国土交通省地価公示・都道府県地価調査のデータでご確認いただけます)。

我孫子市ってどんなまち?

我孫子市は千葉県北西部に位置し、東京都心から約30km、北に利根川、南に手賀沼を望む自然豊かなまちです。江戸時代には水戸街道の宿場町として栄え、大正〜昭和期には志賀直哉や柳宗悦ら文人が居を構えた「文教都市」としての歴史も持ちます。市の中心駅であるJR我孫子駅は常磐線と成田線の分岐駅で、上野・東京方面と成田方面の両方にアクセスできる立地です。

我孫子市の交通アクセス

JR常磐線の我孫子駅・天王台駅から上野駅まで直通約35〜40分、東京駅まで上野東京ラインで乗り換えなしでアクセスできます。市内には成田線も通り、成田空港方面への利便性もあります。国道6号(水戸街道)、国道356号が市内を通り、常磐自動車道の柏ICへも車でアクセス可能です(参考:我孫子市公式サイト)。都心通勤者にとっては、隣接する柏市・松戸市と比べて地価を抑えつつ都心アクセスを確保できる立地として選ばれることがあります。詳しい所要時間や路線の詳細は当サイトの我孫子市の交通アクセス|通勤・通学の便利さ【2026】で解説しています。

我孫子市の子育て・教育環境

我孫子市では子ども医療費助成制度(マル子医療証)により、対象年齢の子どもの医療費の自己負担が助成される制度があります。市内には公立・私立の保育園、幼稚園、認定こども園が整備されており、小中学校は各地区に配置されています。手賀沼周辺の自然環境を生かした環境教育にも力を入れているのが特徴です(参考:我孫子市公式サイト、詳細な助成条件・所得制限は最新の市公式情報をご確認ください)。子育て支援制度の詳細は当サイトの我孫子市の子育て・教育|マル福・保育園・学校【2026】で解説しています。

我孫子市の買い物・生活利便

我孫子駅周辺には商業施設や飲食店が集積し、日常の買い物に便利です。天王台駅周辺にもスーパーや商店が点在し、生活動線がコンパクトにまとまっているエリアもあります。国道6号沿いには郊外型の商業施設も立地しており、車での買い物にも対応できます。医療機関についても市内に総合病院・クリニックが点在し、日常の通院に大きな不便はない立地です。生活インフラが一定水準整っている点は、単身世帯・高齢世帯が増える中でも住み続けやすいまちの条件といえます。

我孫子市の自然・レジャー

手賀沼公園は市を代表する観光・レジャースポットで、遊歩道でのウォーキングやサイクリング、水生植物園などが楽しめます。利根川沿いの親水公園や、市内各所の緑地も豊富です。手賀沼を舞台にした「手賀沼エコマラソン」なども開催され、自然と共生するまちの魅力を発信しています。

我孫子市の防災・ハザード情報

我孫子市は利根川・手賀沼に囲まれた地形のため、大雨時の浸水リスクについて市がハザードマップを公表しています。住まい選びや売却検討の際は、我孫子市公式サイトの「洪水・内水氾濫ハザードマップ」で対象地の浸水想定区域を必ず確認することをおすすめします(当サイトの我孫子市の防災・ハザードマップ|洪水・土砂災害リスク【2026】で詳しく解説しています)。

我孫子市の今後の見通しを考える

我孫子市人口ビジョン(我孫子市公式・令和2年10月改定版)などの資料では、今後も緩やかな人口減少が見込まれる一方、都心への交通利便性やつくばエクスプレス沿線との価格差を背景に、一定の住宅需要は維持されると考えられています。地価については、都心部の地価上昇の波及や、天王台・我孫子駅周辺の再開発・マンション供給などの動向によって、エリアごとに二極化が進む可能性も指摘されています。長期的な資産価値を考えるうえでは、市全体の平均値だけでなく、駅からの距離や生活利便性など個別要因を踏まえた判断が重要です。

我孫子市のエリア別特徴

我孫子駅周辺

市の中心部で商業施設・行政機能が集積。常磐線・成田線の結節点として利便性が高いエリアです。

天王台駅周辺

1971年の天王台駅開業後に住宅地として発展したエリア。近年は駅南西側でマンション建設も進んでいます。

湖北・布佐エリア

利根川沿いの落ち着いた住宅地・農地が広がるエリア。近年は人口がやや減少傾向にあるとされ、広い土地を求める層には魅力的なエリアでもあります。

我孫子市で家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと

ここまで見てきたように、我孫子市は人口がゆるやかに減少する一方、世帯数は増加し、地価は都心近接性を背景に上昇傾向にあるという、やや珍しいバランスにあります。相続などで「実家をどうするか」を考える際は、エリアによって需要動向が異なる点を踏まえ、現在の相場感を把握したうえで売却・賃貸・保有のいずれが適切かを検討することが大切です。当社では我孫子市の売却査定実績もございますので、具体的な相場感が気になる方は我孫子市の売却査定実績もあわせてご覧ください。

我孫子市の住まいについては、当サイトの我孫子市の子育て・教育|マル福・保育園・学校【2026】我孫子市の交通アクセス|通勤・通学の便利さ【2026】もあわせてご確認いただくと、まち選びの参考になります。エリア全体の不動産売却については我孫子市の不動産売却・買取エリアページをご覧ください。

よくある質問

Q1. 我孫子市の人口は現在どれくらいですか?

令和2年国勢調査時点で130,510人です(我孫子市公式サイト「人口と世帯」より、目安)。最新の人口は我孫子市公式サイトでご確認ください。

Q2. 我孫子市の人口は増えていますか、減っていますか?

平成17年前後をピークに、近年はゆるやかな減少傾向にあります。一方で世帯数は増加しており、世帯の小規模化が進んでいます。

Q3. 我孫子市の地価は上がっていますか?

2025年の住宅地平均地価は前年比+4.89%の上昇とされ、2022年頃から上昇傾向にあります(目安値、地点により差があります)。

Q4. 我孫子市はどこの都心にどれくらいで行けますか?

JR常磐線で上野駅まで直通約35〜40分、上野東京ラインを利用すれば東京駅まで乗り換えなしでアクセスできます。

Q5. 我孫子市で水害のリスクがあるエリアはありますか?

利根川・手賀沼に近いエリアでは浸水想定区域が設定されている場所があります。詳細は我孫子市公式のハザードマップでご確認ください。

Q6. 我孫子市で人気のエリアはどこですか?

我孫子駅・天王台駅周辺は利便性が高く人気があります。湖北・布佐エリアは自然豊かで広い土地を求める方に選ばれる傾向があります。

まとめ

我孫子市は、人口がゆるやかに減少する一方で世帯数は増加し、地価は都心近接性を背景に上昇傾向という特徴的なバランスを持つまちです。エリアによって人口動態・地価動向に違いがあるため、売却や購入を検討する際はピンポイントの相場感を確認することが大切です。ハウスドゥ 取手戸頭店では我孫子市エリアの売却査定・ご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。

実家の相続や空き家の活用でお悩みの方は我孫子市の実家・空き家活用ガイドもあわせてご覧ください。