牛久市は、JR常磐線の牛久駅・ひたち野うしく駅という2つの駅を持ちながら、圏央道のインターチェンジも3か所抱えるという、茨城県内でも珍しい「鉄道」と「高速道路」の二刀流のまちです。上野東京ラインで都心へ一本、車なら圏央道で埼玉・千葉方面へも常磐道経由で東京方面へも出やすい――この記事では、そんな牛久市の交通アクセスを、駅・バス・道路の3つの軸で整理してご紹介します。
すでに公開している牛久市の住みやすさガイドでは市の全体像を、牛久市の人口・地価の推移では長期データを扱っています。本記事は「交通」だけを正面から掘り下げる内容です。
牛久市の交通|「鉄道」と「高速道路」の二刀流のまち
牛久市の交通を語るうえでまず押さえておきたいのは、市内にJR常磐線の駅が2つあるという点です。多くの周辺市町村は最寄り駅が1つ、あるいは市域の端にしか駅がないケースも珍しくありませんが、牛久市は牛久駅とひたち野うしく駅という性格の異なる2駅を持ち、さらに圏央道のインターチェンジも3か所を数えます。鉄道通勤者にも車利用者にも選択肢が用意されている、というのが牛久市の交通の大きな特徴です。
茨城県統計課「市町村のデータ(牛久市)」によれば、牛久市の常住人口は82,902人・世帯数37,164(令和8年4月1日現在)、牛久市公式サイトの住民基本台帳では83,109人・世帯数39,384(令和8年7月1日現在)となっています。こうした人口規模を支えているのが、これから紹介する鉄道・バス・道路のネットワークです。
JR常磐線 牛久駅とひたち野うしく駅、2つの駅の違い
同じ牛久市内の駅でも、牛久駅とひたち野うしく駅では生まれた経緯も周辺の街の性格もまったく異なります。どちらの駅を最寄りにするかは、住まい選びの満足度を大きく左右するポイントです。
牛久駅|市の玄関口、東西口にバス・タクシー乗り場
牛久駅は牛久市の中心駅で、東口・西口の両方に路線バス・コミュニティバス・タクシー乗り場が整備されています。市役所や商業施設へのアクセスもよく、古くからの市街地が広がるエリアです。牛久市観光協会の案内によれば、牛久大仏など観光施設への玄関口としての役割も担っています。
ひたち野うしく駅|1985年の科学万博跡地に生まれた新しい駅
ひたち野うしく駅は1998年(平成10年)3月14日に開業した、牛久駅に比べるとかなり新しい駅です。もともとこの場所には1985年(昭和60年)に開催された国際科学技術博覧会(つくば科学万博)の臨時駅「万博中央駅」が置かれており、その跡地を活用する形で本設の駅として整備されました。駅周辺は区画整理により計画的に開発された住宅地が広がっており、新しい戸建て・マンションが多いのが特徴です。牛久駅周辺の「昔からの市街地」とひたち野うしく駅周辺の「計画的な新興住宅地」という対比は、牛久市の住まい選びを考えるうえで欠かせない視点です。
上野東京ラインと特別快速で都心へ直通
牛久駅・ひたち野うしく駅とも、上野東京ラインの直通運転により乗り換えなしで上野・東京・品川方面へ向かうことができます。日中の普通列車に加え、朝夕を中心に特別快速も運行されており、速達性を重視するなら特別快速の時間帯を選ぶのがポイントです。
上野・東京・品川方面への所要時間の目安
牛久駅から上野駅までの所要時間は、利用する列車や時間帯によって幅がありますが、特別快速・普通列車あわせておおむね50〜58分が目安です。乗り換えなしで東京駅・品川駅方面へも移動できます。正確な時刻・所要時間は時期によって変わるため、通勤・通学で日常的に利用する場合は、JR東日本の公式時刻表で最新のダイヤを確認することをおすすめします。
朝夕に運行される速達列車の使い方
特別快速は上野方面への通勤・通学時間帯に運行本数が多く設定される傾向があります。牛久駅・ひたち野うしく駅のどちらからも利用でき、日中の普通列車と比べて停車駅が少ない分、速達性が高いのが特徴です。始発・終電の時刻も含め、引っ越し前には必ず最新の時刻表を確認しておくと安心です。
コミュニティバス「かっぱ号」の使い方
牛久市では、駅から離れたエリアの生活の足として、コミュニティバス「かっぱ号」を運行しています。2003年7月に試験運行を開始し、2005年4月から本格運行に移行した、市内では歴史のある公共交通です。
9ルート・運賃100円均一・一日乗車券200円
牛久市公式サイトによると、かっぱ号は小型バス6台で9ルート(うち2ルートは平日のみ運行の通勤ライナー)を運行しています。運賃はどこまで乗っても大人100円・こども50円の均一制で、1日乗り放題の一日乗車券は200円です。牛久駅東口を起点に、小坂団地・牛久浄苑(牛久大仏)方面など、市内の住宅地や公共施設を結んでいます。
通勤ライナー(平日のみ)ルートも用意
日中ルートとは別に、平日の通勤・通学時間帯に運行される「通勤ライナー」ルートが2ルート設定されています。駅から離れた住宅地でも、朝夕の時間帯に駅へのアクセス手段が確保されているのは、車を持たない世帯にとって心強いポイントです。
令和8年10月に市内バス路線の再編を予定
牛久市公式サイトの発表によれば、令和8年10月1日実施予定で、市内バス路線の再編に伴いかっぱ号のダイヤ・運行ルートが変更される見込みです。かっぱ号沿線への移住・住み替えを検討する場合は、この再編情報も踏まえて最新のルート図を確認することをおすすめします。
タクシー・自転車も含めた駅からの二次交通
牛久駅・ひたち野うしく駅とも東西口にタクシー乗り場が整備されており、バスの本数が少ない時間帯や、ラストワンマイルの移動手段として利用されています。また、区画整理で計画的に道路が整備されたひたち野うしく駅周辺は、自転車での駅アクセスもしやすい街並みです。牛久市公共交通マップには、JR常磐線の時刻表・かっぱ号のルート・市内路線バス・タクシー会社の連絡先がまとめて掲載されており、引っ越し前の交通手段の下調べに便利です。
圏央道3つのIC|つくば牛久・牛久阿見・阿見東
牛久市の交通アクセスを語るうえで欠かせないのが、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)です。市内および市周辺には、つくば牛久IC・牛久阿見IC・阿見東ICの3つのインターチェンジがあり、市内のどこからでも圏央道に出やすい環境が整っています。圏央道は常磐自動車道と接続しているため、東京・福島方面はもちろん、埼玉・千葉方面へのアクセス性も向上しました。
つくば牛久IC|市街地・常磐道方面への最短ルート
圏央道のつくばジャンクションからつくば牛久ICまでの区間と、一般国道6号牛久土浦バイパスが開通したことで、牛久市方面と常磐道とのアクセス時間が短縮されました。牛久市中心部・牛久駅周辺から利用しやすい位置にあります。
牛久阿見IC|牛久市南部・龍ケ崎市方面の最寄り
牛久阿見ICは茨城県稲敷郡阿見町に位置する圏央道のインターチェンジで、牛久市および龍ケ崎市方面からの最寄りICとして案内されています。牛久市南部エリアからのアクセスがよく、常磐自動車道から圏央道・成田方面へ向かう際の分岐点としても利用されます。
阿見東IC|牛久大仏・観光エリアへの入口
牛久大仏の観光アクセス案内では、常磐自動車道から圏央道・成田方面へ進み、阿見東ICを利用するルートが紹介されています。牛久大仏や牛久シャトーなど、市の東側エリアへ車で訪れる際の玄関口です。
国道6号牛久土浦バイパスと渋滞への備え
市内を南北に貫く国道6号は、牛久土浦バイパスの開通により以前より走りやすくなりましたが、時間帯によっては引き続き渋滞が発生することがあります。常磐自動車道も含め、通勤・通学で毎日利用する道路は時間帯による混雑差が大きいため、内覧や引っ越しの前に平日朝夕の実際の走行時間を確認しておくと安心です。

駅・IC・バス|エリア別に見る交通利便性の違い
牛久市は「どの交通手段を軸にするか」でエリアごとの暮らし方が変わってきます。ここまで紹介した駅・バス・道路の情報を、エリア別に整理してみましょう。
牛久駅周辺|鉄道通勤者に選ばれる中心市街地
牛久駅周辺は市役所や商業施設が集まる中心市街地で、電車通勤・通学がメインの世帯に選ばれやすいエリアです。かっぱ号や路線バスの起点にもなっており、駅から離れた住宅地へのアクセス拠点でもあります。
ひたち野うしく駅周辺|計画的な区画整理で生まれた新興住宅地
1998年開業のひたち野うしく駅周辺は、区画整理によって道路・宅地が計画的に整備された比較的新しい住宅地です。駅前ロータリーや歩道が整った街並みは、ファミリー層からの人気が高い傾向にあります。
郊外・かっぱ号沿線エリア|車+バスの組み合わせが前提
駅から離れた郊外エリアは、圏央道のICへのアクセスのよさが魅力である一方、日常の移動は車が前提になります。かっぱ号の通勤ライナールートが通っていれば、車を持たない世帯でも駅への通勤・通学が可能です。物件選びの際は、最寄りのかっぱ号バス停までの距離や運行本数もあわせて確認しておくとよいでしょう。
不動産の売却・購入を考えるときに交通アクセスを見るポイント
不動産の価値は「駅からの距離」だけで決まるわけではありません。牛久市のように鉄道と高速道路の両方が使えるまちでは、査定・購入検討の際に見ておきたい視点がいくつかあります。
駅徒歩分数だけでなく「二次交通」も査定に影響
駅から離れたエリアでも、かっぱ号のバス停が近く運行本数が確保されていれば、実質的な利便性は駅徒歩分数だけでは測れません。売却査定の際には、バス便の有無・本数、駅までの実際の所要時間(乗り換え・待ち時間込み)も含めて評価されることがあります。
圏央道IC至近は車利用者への訴求力にもなる
つくば牛久IC・牛久阿見IC・阿見東ICのいずれかに近い物件は、車通勤者や、埼玉・千葉方面へ広域で移動する世帯にとって魅力的な立地です。鉄道利用者だけでなく車利用者にも訴求できる立地であることは、売却時のアピールポイントになります。
牛久市での不動産売却・買取のご相談は、取手市・守谷市・龍ケ崎市周辺エリアも含めて地域密着で対応するハウスドゥ!取手戸頭店にお気軽にお問い合わせください。
よくある質問(FAQ)
牛久市には駅がいくつありますか?
JR常磐線の牛久駅とひたち野うしく駅の2駅があります。牛久駅は市の中心市街地に位置する古くからの駅、ひたち野うしく駅は1998年開業で区画整理により計画的に整備された新しい住宅地に位置する駅です。どちらも上野東京ラインで都心方面へ乗り換えなしでアクセスできます。
牛久市から東京の都心まではどのくらいかかりますか?
牛久駅・ひたち野うしく駅から上野東京ラインを利用して、上野駅までの所要時間はおおむね50〜58分が目安です。特別快速を利用すればより速達性が高まりますが、時間帯・列車種別によって差があるため、通勤で利用する時間帯の時刻表で確認することをおすすめします。
コミュニティバス「かっぱ号」の運賃はいくらですか?
牛久市公式サイトによると、かっぱ号の運賃はどこまで乗っても大人100円・こども50円の均一制です。1日乗り放題の一日乗車券は200円で購入できます。9ルート(うち通勤ライナー2ルートは平日のみ)が運行されています。
車で東京方面へ行く場合、どのICを使えばよいですか?
牛久市周辺には圏央道のつくば牛久IC・牛久阿見IC・阿見東ICの3つのインターチェンジがあります。圏央道は常磐自動車道と接続しているため、常磐道経由で東京方面へ、圏央道経由で埼玉・千葉方面へアクセスできます。どのICが最寄りになるかは市内のエリアによって異なります。
かっぱ号の路線は今後変わりますか?
牛久市公式サイトの発表によれば、令和8年10月1日実施予定で市内バス路線の再編に伴い、かっぱ号のダイヤ・運行ルートが変更される見込みです。かっぱ号沿線への移住・住み替えを検討している場合は、市の最新の告知で運行ルートを確認することをおすすめします。
牛久市の土地の値段(公示地価)はどのくらいですか?
tochidai.infoの集計によると、2026年の牛久市の公示地価は平均47,108円/m²・前年比+1.69%が目安です(住宅地に限ると平均43,771円/m²・前年比+1.84%)。駅からの距離やIC・バス停までのアクセスによって地点ごとの差があるため、詳しくは牛久市の人口・地価の推移もあわせてご覧ください。
まとめ|牛久市は鉄道と高速道路、どちらも使える二刀流のまち
牛久市の交通アクセスは、牛久駅・ひたち野うしく駅の2駅による都心への直通アクセス、コミュニティバス「かっぱ号」による駅から離れたエリアの足の確保、そしてつくば牛久IC・牛久阿見IC・阿見東ICという3つの圏央道ICによる広域の車アクセスという、3つの層が重なり合ってできています。鉄道通勤を軸にするか、車を軸にするかで住みやすいエリアの選び方も変わってきます。
牛久市で不動産の売却・購入をご検討の際は、交通アクセスの視点も踏まえたご提案が可能です。取手市・守谷市・龍ケ崎市周辺エリアを中心に地域密着で対応するハウスドゥ!取手戸頭店まで、お気軽にご相談ください。
▶ あわせて読みたい:牛久市の住みやすさ|アクセス・子育て・地価【2026】/牛久市の人口・地価の推移【2026年版】/牛久市の子育て・教育環境
当店が実際にお手伝いした売却実績は売却査定実績とお客様の声でもご紹介しています。
無料相談フォーム
この記事に関するご相談はこちらから。秘密厳守で対応いたします。



