牛久駅の朝の改札を抜けると、上野東京ラインの表示に混じって「牛久大仏」への案内板が目に入ります。都心へ通勤しながら、休日には世界最大級の大仏や日本初のワイン醸造場を眺める――そんな二つの顔を持つのが牛久市です。「実際のところ住みやすいのか」「今の家をどうするか」。ハウスドゥ 取手戸頭店として牛久市周辺のご相談をお受けする中で、こうした声を数多くいただいてきました。
牛久市は茨城県南部、東京都心から北東へおよそ50キロ圏に位置し、北を土浦市、西をつくば市・龍ケ崎市、南を阿見町・稲敷市に囲まれています。JR常磐線の2駅を擁し、都心への通勤圏でありながら、牛久大仏や牛久沼といった観光資源、農地の広がる田園エリアも残る多面的なまちです。
この記事では、牛久市の交通・買い物・子育て・防災・地価・地区ごとの特徴を、市の公式発表を中心とした一次情報にあたって整理しました。あわせて、ハウスドゥ 取手戸頭店として日々ご相談をお受けするなかで感じている「家を売るとき・持ち続けるときに知っておきたいこと」もお伝えします。
※本記事の数値は執筆時点(2026年8月)に確認できた公表値をもとにした目安です。制度や価格は変わりますので、実際のご判断の前には必ず最新の一次情報をご確認ください。

牛久市はどんなまち?基本データで見る全体像
牛久市公式ホームページによると、令和8年7月1日現在の住民基本台帳人口は83,109人、世帯数は39,384世帯です(男性40,853人・女性42,256人)。一方、茨城県統計課が公表する令和8年4月1日時点の常住人口では82,902人・世帯数37,164世帯となっており、集計方法や基準日の違いによって数値に差があります。本記事では特記のない限り、牛久市公式の住民基本台帳ベースの数値を用います。
東京都心・つくば・土浦との位置関係
牛久市は北を土浦市、南を阿見町・稲敷市、西を龍ケ崎市・つくば市に囲まれた立地です。圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の整備により車移動の利便性が高まり、常磐自動車道方面へのアクセスも比較的良好です。
牛久市の成り立ち
牛久市は1986年(昭和61年)に市制を施行しました。もとは牛久沼周辺の農村地帯でしたが、常磐線の複線化や上野東京ラインの直通運転開始、宅地開発の進展にともなって、都心への通勤者が住むベッドタウンとしての性格を強めてきました。
交通アクセス|牛久駅とひたち野うしく駅の二駅体制
牛久市内にはJR常磐線の牛久駅とひたち野うしく駅の2駅があります。都心方面への通勤・通学のしやすさは、住まい選びで重視されるポイントのひとつです。
JR常磐線・上野東京ラインで都心へ直結
上野東京ラインの直通運転により、乗り換えなしで上野駅・東京駅・品川駅方面へ移動できます。時刻表検索サービス(NAVITIME等)で確認できる目安として、牛久駅から上野駅までは列車の種別・時間帯により約50〜58分程度とされています。所要時間は乗車する列車によって変動しますので、実際に通勤で利用する時間帯の時刻表でご確認ください。
車移動|圏央道と国道6号
圏央道の牛久阿見インターチェンジが市内にあり、常磐自動車道や東関東自動車道方面へのアクセスも比較的スムーズです。市の中心部を国道6号(水戸街道)が縦断しており、土浦・つくば方面、龍ケ崎・取手方面いずれへも車で移動しやすい立地といえます。
買い物・生活利便|イオンモール牛久と周辺の商業集積
日常の買い物のしやすさも、暮らしやすさを左右する要素です。牛久市は大型商業施設と駅前商店の両方がそろっています。
イオンモール牛久と駅周辺の商業施設
市内にはイオンモール牛久をはじめとする大型商業施設があり、日用品からファッションまで幅広く買い物ができます。牛久駅・ひたち野うしく駅の周辺にはスーパーやドラッグストア、飲食店も集積しており、車を使わない日常の買い物にも対応しやすい環境です。
隣接する阿見町のあみプレミアム・アウトレット
牛久市に隣接する阿見町には、関東最大級規模とされるあみプレミアム・アウトレットがあり、車で短時間の移動圏にあります。ただし施設の所在地は阿見町であり、牛久市内の施設ではない点にはご留意ください。休日の大型ショッピングという選択肢が身近にあることは、暮らしの利便性を語るうえで無視できないポイントです。
自然・観光・レジャー|牛久大仏と牛久シャトー、牛久沼
牛久市を象徴する観光資源が、高さ約120メートルの牛久大仏です。ギネス世界記録にも認定された青銅製の大仏で、胎内は光の世界など5層に分かれ、地上約85メートルまでエレベーターで昇ることができます。大仏の足元に広がる浄土庭園では、春のポピー、初夏のアジサイ、秋のコスモスと四季の花を楽しめます。
牛久シャトーと牛久沼
牛久シャトーは1903年に実業家・神谷傳兵衛が創業した、日本初とされる本格的なワイン醸造場です。歴史的価値の高さから2008年に建物3棟が国指定重要文化財となり、2020年には日本遺産にも登録されました。市の北西部に広がる牛久沼は、遊歩道や公園が整備された景勝地で、散策やサイクリングを楽しむ住民の姿も見られます。
市内のお祭り・イベント
牛久市では夏に「かっぱ祭り」など地域のお祭りが開催され、牛久沼にまつわる河童伝説を軸にした地域イベントとして親しまれています。開催時期や内容は年によって変わるため、最新情報は市や観光協会の公式発表でご確認ください。
子育て・教育環境|マル福と保育・学校の受け皿
子育て世帯にとって、医療費助成や保育・教育の受け皿は住まい選びの重要な判断材料です。
小児マル福は高校3年生相当まで対象
牛久市の小児医療福祉費支給制度(マル福)は、0歳から高校3年生相当年齢(18歳に達した日以後の最初の3月31日)までの子どもを対象に、健康保険適用の医療費自己負担分を助成する制度です。市の公式発表(令和8年時点)では、自己負担は外来600円・入院300円が目安とされています。所得制限の有無や対象範囲の詳細は、制度改定が行われることもあるため、市の最新の案内でご確認ください。
保育園・認定こども園と小中学校
牛久市内には認可保育所や認定こども園、小規模保育施設などをあわせて多数の保育の受け皿があり、小学校7校・中学校6校が設置されています(市公式の施設一覧に基づく目安)。市外から移住する子育て世帯が、空き家・空き地バンク登録物件を購入・賃借してリフォームする場合には、リフォーム工事費の2分の1・上限50万円の補助制度も用意されています。
児童手当・その他の子育て支援
児童手当や児童扶養手当といった経済的支援のほか、出産・子育て応援給付金など申請期限のある給付金も設けられています。対象者には案内書類が届く仕組みですが、届いた書類は早めに手続きすることが呼びかけられています。詳細は市の子育て支援担当窓口でご確認ください。
防災・ハザード|洪水・内水・土砂災害への備え
住まいを選ぶうえで、災害リスクの事前確認も欠かせません。
洪水・内水ハザードマップ
牛久市は小野川・乙戸川・桂川流域の洪水浸水想定区域について洪水ハザードマップを作成しているほか、下水道事業計画区域を対象に、1時間153ミリという「千年に一度」規模の降雨を想定した内水ハザードマップも公表しています。あわせて、市内の土砂災害警戒区域についてもハザードマップ上で確認できます。
不動産取引と水害リスク説明義務
2020年8月の宅地建物取引業法施行規則改正により、不動産取引の重要事項説明でハザードマップ上の浸水想定区域について説明することが義務化されています。牛久市内で不動産の売買を検討する際は、対象物件が洪水・内水いずれの想定区域に該当するかを事前に確認しておくと安心です。
エリア別の特徴|牛久駅周辺・ひたち野うしく駅周辺・郊外部
同じ牛久市内でも、駅からの距離や開発の経緯によってエリアごとの性格は異なります。
牛久駅周辺|中心市街地と再開発
牛久駅周辺は市役所や商業施設が集まる中心市街地です。牛久大仏や牛久シャトーへのアクセスも良く、昔からの住宅地と近年の商業開発が混在するエリアです。
ひたち野うしく駅周辺|計画的な新市街地
ひたち野うしく駅は1998年開業の比較的新しい駅で、周辺は土地区画整理事業により計画的に開発された住宅地が広がっています。イオンモール牛久にも近く、ファミリー層の入居が進んできたエリアです。
南部・北部の農地・田園エリア
市の南部・北部には農地や緑地が広がるエリアも残っており、牛久沼周辺など自然環境を重視する層に一定の需要があります。同じ牛久市内でも、駅からの距離や周辺環境によって物件の性格が大きく異なる点は押さえておきたいポイントです。
牛久市の住まいの相場|2026年公示地価の目安
tochidai.info(国交省地価公示データベースに基づく集計)によると、2026年(令和8年)の牛久市の公示地価は平均47,108円/m²・坪155,731円で、前年比+1.69%となっています。用途別では住宅地平均43,771円/m²(坪144,698円・前年比+1.84%)、商業地平均72,000円/m²(坪238,016円・+1.64%)、工業地平均24,500円/m²(坪80,991円・+3.38%)と、いずれも上昇基調にあります(公示地価の全国順位は449位)。地点や集計時期によって数値は変動するため、あくまで目安としてご確認ください。

上昇基調が意味すること
住宅地・商業地・工業地のいずれも前年比プラスという結果は、牛久市の土地需要が底堅いことを示しています。ただし地価は駅からの距離や区画整理の有無によって地点ごとの差が大きいため、実際の売却・購入の判断では個別の査定を受けることをおすすめします。
家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと
相場が緩やかな上昇局面にあるからこそ、「今すぐ売る」か「持ち続ける」かの判断は、物件の状態や築年数、ご家庭の事情によって変わってきます。
仲介と買取、それぞれの向き・不向き
時間をかけて相場に近い価格を狙うなら仲介、早期の現金化を優先する場合や、再建築不可・権利関係が複雑な訳あり物件などは買取が向くケースが多くあります。査定を受けたうえで、ご自身の状況に合った売り方を選ぶことが大切です。
相続・空き家・訳あり物件のご相談も
空き家になった実家や、相続した物件、権利関係が複雑な訳あり物件についても、ハウスドゥ 取手戸頭店では買取専門店としての強みを生かしてご相談を承っています。古田敦也さんのCMでも知られるハウスドゥのネットワークと、地域密着で培ってきた実績を組み合わせてご案内します。
よくある質問(FAQ)
牛久市の人口はどのくらいですか?
牛久市公式ホームページによると、令和8年7月1日現在の住民基本台帳人口は83,109人、世帯数は39,384世帯です。茨城県統計課が公表する常住人口(令和8年4月1日時点)では82,902人となっており、基準日や集計方法により数値に差があります。最新の数値は市の公式サイトで確認できます。
牛久市から都心へはどのくらいで行けますか?
JR常磐線の牛久駅・ひたち野うしく駅から上野東京ラインを利用して、上野駅まで列車により約50〜58分が目安です。乗り換えなしで東京駅・品川駅方面へも移動できますが、所要時間は乗車する列車や時間帯によって変わりますので、通勤で利用する時間帯の時刻表でご確認ください。
牛久市に子ども医療費の助成制度はありますか?
牛久市には小児医療福祉費支給制度(マル福)があり、0歳から高校3年生相当年齢までの子どもを対象に、健康保険適用の医療費自己負担分を助成しています。市の公式発表では自己負担は外来600円・入院300円が目安とされていますが、制度の詳細や所得制限の有無は変わることがあるため、市の最新の案内でご確認ください。
牛久市のハザードマップはどこで確認できますか?
牛久市公式ホームページで、洪水ハザードマップ・内水ハザードマップ・土砂災害警戒区域の情報を確認できます。洪水は小野川・乙戸川・桂川流域の浸水想定区域、内水は下水道事業計画区域を対象に1時間153ミリの降雨を想定して作成されています。物件購入・売却の際は該当エリアかどうかを事前に確認しておくと安心です。
牛久市の土地の値段(公示地価)はどのくらいですか?
tochidai.infoの集計によると、2026年の牛久市の公示地価は平均47,108円/m²(坪155,731円)で、前年比+1.69%です。住宅地に限ると平均43,771円/m²(坪144,698円)・前年比+1.84%となっています。地点によって差があるため、あくまで目安としてご確認いただき、実際の価格は個別の査定でご確認ください。
牛久市で家を売る場合、仲介と買取どちらがよいですか?
時間をかけて相場に近い価格を狙う場合は仲介、早期の現金化を優先する場合や再建築不可・権利関係が複雑な物件などは買取が向いています。ハウスドゥ 取手戸頭店では、仲介・買取の両方に対応しており、物件の状態やご希望のスケジュールに応じたご提案が可能です。まずは無料査定でお気軽にご相談ください。
まとめ|牛久市は都心通勤と自然・観光が同居するまち
牛久市は、JR常磐線2駅による都心へのアクセスの良さと、牛久大仏・牛久シャトー・牛久沼といった観光資源、そして緩やかに上昇する地価という3つの側面を併せ持つまちです。子育て支援や防災の備えも整っており、住まい選びの選択肢として検討に値するエリアといえます。
ハウスドゥ 取手戸頭店では、牛久市を含む茨城県南エリアでの不動産売却・買取のご相談を承っています。空き家や相続物件、訳あり物件のご相談も歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。
近隣エリアの住みやすさについては龍ケ崎市の住みやすさ|交通・子育て・地価【2026】、我孫子市の住みやすさ|アクセス・子育て・地価【2026】もあわせてご覧ください。
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