【間取り・築年数別】取手駅の中古マンション相場
「長年住んだこのマンション、今売るとしたらいくらになるんだろう?」 取手駅周辺にマンションをお持ちの方が、住み替えや売却を検討する際にまず気になるのが、ご自身のマンションの現在の価値、つまり取手駅の中古マンション相場がいくらなのか、ということでしょう。
しかし、中古マンションの価格は非常に複雑です。同じマンション内でも階数や方角、部屋の状態で価格は変動し、市場動向によっても常に変化します。情報が多すぎて、結局ご自身のケースがどうなのか分からなくなってしまうことも少なくありません。
そこでこの記事では、不動産売買のプロが、取手駅の中古マンション相場を多角的に分析します。過去3年間で取手市内において250件以上の売買実績データを基に、「間取り」「築年数」「駅からの徒歩分数」という3つの切り口で、具体的な価格帯を明らかにしていきます。
まずはご自身のマンションがどのあたりに位置するのか、大まかな目安としてご確認ください。
取手駅の中古マンション相場早見表(2026年版)
早速ですが、現在の取手駅の中古マンション相場の目安を一覧表にまとめました。ご自身のマンションの条件と照らし合わせながらご覧ください。
【取手駅周辺 中古マンション相場 早見表】
| 間取り | 築年数 | 駅徒歩5分以内 | 駅徒歩10分以内 | 駅徒歩15分以内 |
|---|---|---|---|---|
| 1LDK | 築10年以内 | 1,500~2,000万円 | 1,300~1,800万円 | 1,100~1,600万円 |
| 築20年以内 | 1,100~1,600万円 | 900~1,400万円 | 700~1,200万円 | |
| 築30年以上 | 800~1,300万円 | 600~1,100万円 | 500~900万円 | |
| 2LDK | 築10年以内 | 2,000~2,800万円 | 1,800~2,500万円 | 1,600~2,200万円 |
| 築20年以内 | 1,600~2,300万円 | 1,400~2,000万円 | 1,200~1,800万円 | |
| 築30年以上 | 1,200~1,800万円 | 1,000~1,600万円 | 800~1,300万円 | |
| 3LDK | 築10年以内 | 2,800~3,800万円 | 2,500~3,400万円 | 2,200~3,000万円 |
| 築20年以内 | 2,200~3,100万円 | 1,900~2,700万円 | 1,600~2,400万円 | |
| 築30年以上 | 1,500~2,300万円 | 1,300~2,000万円 | 1,100~1,800万円 | |
| 4LDK | 築10年以内 | 3,200~4,500万円 | 3,000~4,200万円 | 2,700~3,800万円 |
| 築20年以内 | 2,500~3,600万円 | 2,200~3,200万円 | 1,900~2,800万円 | |
| 築30年以上 | 1,800~2,800万円 | 1,600~2,500万円 | 1,400~2,200万円 |
例えば、「築15年・3LDK・駅徒歩10分」のマンションであれば、1,900万円~2,700万円あたりがひとつの相場となります。この表を基準に、さらに詳しい価格の変動要因をみていきましょう。
【間取り別】需要層の違いが価格に直結
間取りは、購入を検討する層を決定づける重要な要素であり、取手駅の中古マンション相場にも大きく影響します。
1LDK・2LDK 単身者や夫婦のみの世帯が主な需要層です。取手駅は都心へのアクセスが良好なため、通勤利便性を重視する層に人気があります。賃貸に出しやすいことから投資目的の需要もあり、駅からの距離が価格に大きく影響します。
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3LDK 取手市内で最も需要と供給のバランスが取れた「王道」の間取りです。子育て世代のファミリー層が主なターゲットとなり、価格も安定しています。広さに加え、周辺の教育環境(取手市立取手小学校や取手第一中学校の学区など)や、公園、スーパーへのアクセスといった生活利便性も査定価格を左右する重要なポイントになります。
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4LDK以上 二世帯同居や在宅ワーク用の書斎を求める層に適しています。供給数が少なく希少価値はありますが、購入層も限定されます。総額が高くなりやすいため、売却時には的確な価格設定と、広さを活かしたライフスタイルの提案が成功のカギとなります。
【築年数別】資産価値の下落カーブを理解する
マンション価格は築年数とともに下落しますが、その下がり方は一定ではありません。この資産価値の経年変化を理解することは、取手駅の中古マンション相場を正しく把握する上で不可欠です。
築5年以内(築浅) 新築時とほぼ変わらない価格で取引されることも珍しくありません。最新の設備が整っており、買主にとって魅力が高いため、強気の価格設定も可能です。
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築10年~20年 価格の下落が緩やかになる安定期です。この時期に重要となるのが「管理状態」です。12年~15年周期で行われる大規模修繕(外壁補修や防水工事など)が適切に実施されているか、修繕積立金が潤沢かどうかが資産価値を大きく左右します。
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築30年以上(築古) 価格は下がりますが、ゼロにはなりません。特に取手駅周辺のような利便性の高い立地では、手頃な価格で自分好みにリノベーションしたいと考える若い世代からの需要が見込めます。建物の構造や耐震性がしっかりしていれば、十分に価値のある資産と言えるでしょう。
取手駅の中古マンション相場を左右する3つの要因
間取りや築年数といった物件自体の条件と同等、あるいはそれ以上に取手駅の中古マンション相場に影響を与えるのが「立地」です。ここでは、取手駅周辺の資産価値を形成する3つの大きな要因を専門家の視点から深掘りします。

1. 交通の利便性|都心へ直結する「始発駅」の価値
取手駅の中古マンション相場を支える根幹は、交通アクセスの優位性にあります。
JR常磐線の「始発駅」という圧倒的アドバンテージ 取手駅最大の強みは、JR常磐線の一部列車が「始発」である点です。都心へ向かうラッシュ時でも座って移動できる可能性が高いことは、日々の快適性に直結します。この「座れる価値」は物件を探す人にとって大きな魅力となり、中古マンション市場の価格を下支えする強力な要因です。品川・東京・上野といった主要駅まで乗り換えなしで約1時間というアクセスの良さは、取手市の物件が広域から検討される理由の一つです。
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2路線利用可能な接続点 さらに、取手駅は守谷市方面へつながる関東鉄道常総線の接続駅でもあります。これにより、つくばエクスプレス(TX)沿線へのアクセスも良好です。この2路線が交わる結節点としての機能が、駅周辺のポテンシャルを高め、安定した賃貸需要も見込めるため、投資用物件としての価値にもプラスに働きます。
都心へのダイレクトアクセスと県内主要エリアへの接続性を両立している点が、取手駅周辺の不動産価値の基盤を強固にしています。
2. 生活環境|暮らしやすさと人気の「学区」が価格を支える
日々の暮らしやすさは、住み心地だけでなく資産価値にも直接反映されます。特に買い物環境や子育て世代にとって重要な学区の人気は、取手駅の中古マンション相場を見る上で欠かせない視点です。
駅の東口と西口で異なる街の顔 取手駅は、東口と西口で街の雰囲気が異なります。西口には「アトレ取手」や「西友」といった商業施設が集まり、日常の買い物に非常に便利です。活気があり生活利便性を重視する層からの人気が高く、一般的に西口側のマンションは相場が高くなる傾向にあります。一方、東口は比較的落ち着いた住宅街が広がり、静かな住環境を好む方に支持されています。
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子育て世代から支持される人気の学区 ファミリー層が中古マンションを購入する際、最も重視するポイントの一つが「学区」です。取手駅周辺では、取手市立取手小学校や取手第一中学校の学区が、教育環境を重視する家庭から根強い人気があります。人気の学区内にあるマンションは需要が安定しており、市場が冷え込んでも価格が下がりにくい「指名買い」の対象となることも少なくありません。
これらの生活に密着した要素が、住みたい街としての魅力を高め、結果として安定した資産価値につながっています。
3. 地域特性|「リバービュー」の魅力と「ハザード」への備え
取手市は利根川と小貝川に挟まれた自然豊かなロケーションが特徴です。この地域ならではの特性は、取手駅の中古マンション相場にプラスとマイナスの両側面から影響を与えます。
プラス要因:開放的な眺望(リバービュー) 利根川などを望むリバービューのマンションは大きな付加価値を持ちます。特に、前に遮る建物がない上層階からの眺めは格別で、開放感を求める層から高い人気を誇ります。取手花火大会を自宅から鑑賞できるといったメリットもあり、同じマンション内でも川が見える住戸とそうでない住戸とでは、査定価格に大きな差が付くケースも珍しくありません。
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注意すべき要因:水害ハザードリスク 一方で、川に近い立地は水害のリスクと隣り合わせです。市のハザードマップで浸水想定区域に含まれているかは、資産価値を左右する確認事項です。住宅ローンの審査や火災保険料に影響を及ぼす可能性があります。 ただし、リスクがあるからといって直ちに価値が大きく下がるわけではありません。マンションの管理組合として土嚢の準備や止水板の設置といった浸水対策を講じていることを明確に提示できれば、買主の安心につながり、マイナス影響を最小限に抑えることも可能です。
これらの地域特性を総合的に理解することが、適正な相場観を養う上で不可欠です。
【2026年予測】取手駅の中古マンション相場と今後の見通し
「結局のところ、今が売り時なのだろうか?」という疑問にお答えするため、マクロな視点から2026年にかけての市場動向を予測します。
結論から言うと、取手駅の中古マンション相場は**「短期的には安定して推移するものの、長期的には物件の価値が二極化していく可能性が高い」**と予測されます。そして、売却のタイミングとしては、住宅ローン金利が本格的に上昇する前の今が、有利な条件で売却できる好機となる可能性があります。その理由を3つの視点から解説します。
1. 金利動向の影響:歴史的な転換点が相場に与える影響
2024年3月、日銀はマイナス金利政策の解除を決定しました。これは不動産市場にも無視できない影響を与えます。
最も直接的な影響は「住宅ローン金利」です。長らく続いた超低金利時代が終わり、今後は緩やかな金利上昇局面に移行していくと見られています。金利が上昇すると買主の月々の返済額が増加し、購入できる物件価格は下がります。これは中古マンション市場全体に対して、価格を押し下げる圧力として働くことを意味します。この金利動向は、今後の取手駅の中古マンション相場にも影響を与えるでしょう。
つまり、買主の購買意欲が旺盛な「低金利時代の恩恵が残っている今」は、売主にとって有利な市場環境と言えます。今後、金利上昇が本格化する前に売却活動を進めることは、賢明な戦略の一つと考えられるでしょう。

2. 地価と人口動態から見る「選ばれる街」としての取手
足元の地価と長期的な人口動態は、将来の取手駅の中古マンション相場を占う上で重要な指標です。
地価の動向:底堅い駅周辺の需要 最新の地価公示を見ると、茨城県全体では下落傾向のエリアもありますが、取手駅周辺の利便性の高い住宅地では横ばい、もしくは微増で推移しており、需要が底堅いことを示しています。これは常磐線の交通利便性が資産価値を下支えしている証拠です。
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人口動態:二極化の進行と新たな需要 取手市全体の人口は緩やかな減少傾向にありますが、重要なのは「市内でもエリアによって状況が異なる」という点です。人口が減少する中でも、取手駅のような交通の結節点となるエリアの利便性は揺るぎません。今後は、駅から遠い物件や管理状態の悪いマンションの価値が下がる一方、取手駅徒歩圏内のような利便性の高いマンションの価値は維持・向上するという「二極化」がより鮮明になっていくと予測されます。
3. 近隣エリアとの比較で浮き彫りになる取手駅の強み
取手駅の中古マンション相場を考える上で、近隣エリアとの比較は欠かせません。
VS つくばエクスプレス沿線(守谷市など) 近年開発が著しいTX沿線は不動産価格が高騰しています。これに対し、取手駅周辺は都心へのアクセス性は同等レベルを保ちながらも、価格的にはまだ魅力的な水準です。この「価格優位性」は、マイホームを探すファミリー層などにとって有力な選択肢となり、安定した需要を生み出しています。
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VS 我孫子市 常磐線で隣の我孫子市も根強い人気がありますが、取手駅には我孫子駅にはない「始発駅」という絶対的な強みがあります。朝のラッシュ時に座って都心まで行けるメリットは、日々の生活の質を大きく左右するため、これに価値を見出す買主は非常に多いのです。
これらの比較から、取手駅の中古マンション相場は、急激な価格上昇こそ見込みにくいものの、独自の強みによって需要が下支えされ、大きく値崩れするリスクも低い「相対的に安定した市場」であると言えます。
取手駅の中古マンションを相場以上で売却する4ステップ
取手駅周辺の中古マンション市場が安定しているからこそ、売却活動の少しの工夫が最終的な手取り額に大きな差を生みます。ご自身のマンションを取手駅の中古マンション相場以上で売却するため、戦略的な準備と行動が不可欠です。
ステップ1:第一印象が勝負!売却準備で物件の価値を最大化
購入希望者が内覧で「この家に住みたい」と感じてもらうための準備は、売却成功の第一歩です。
まず取り組むべきは、徹底的なハウスクリーニングです。特に、キッチン・浴室・トイレといった水回りは汚れが目立ちやすく、清潔感が物件全体の評価を左右します。専門業者に依頼するだけでも、見違えるほど印象が良くなります。
次に、軽微な修繕です。高額なリフォームは慎重になるべきですが、費用対効果の高い修繕は積極的に行いましょう。剥がれかけた壁紙の補修、ドアのきしみ音の調整、切れた電球の交換などは、数万円程度の出費で物件の印象を格段に向上させます。
ステップ2:高すぎず、安すぎず。戦略的な価格設定の極意
価格設定を間違えれば売却は長期化し、結果的に相場以下で手放すことにもなりかねません。取手駅 中古マンション 相場を正確に把握した上で、戦略的に売り出し価格を決めることが重要です。
価格設定には、主に3つの考え方があります。
- チャレンジ価格(相場より高め):売却を急いでいない場合に有効。市場の反応を見ながら価格を調整する戦略です。
- 相場通りの価格:最も堅実な方法。近隣の成約事例を基に適正価格を設定し、早期の売却が期待できます。
- 割安価格(相場より安め):早期現金化が目的の場合に有効。多くの購入希望者を集め、競争を生み出すことも可能です。
どの戦略を選ぶべきかは、売主様の「売却希望時期」や「資金計画」によって異なります。最新の市場動向とご自身の事情を考慮し、最適な価格戦略を立てましょう。

ステップ3:「ここに住みたい」と思わせる内覧対応術
内覧は、マンションの魅力を購入希望者に直接アピールできる絶好の機会です。
最も大切なのは**「明るさ」と「広さ」の演出**です。当日は全部屋の照明をつけ、カーテンは全開にして自然光を取り込みましょう。物が溢れていると狭く感じるため、不要なものは事前に片付けておきます。
また、「匂い」への配慮も欠かせません。ペットやタバコ、料理の匂いは住んでいる本人は気づきにくいものです。内覧前にはしっかり換気し、無香料の消臭剤を使用するのがおすすめです。
当日は、購入希望者からの質問に誠実に答えましょう。「取手駅の始発は本当に便利です」「このマンションは管理組合の活動がしっかりしています」など、実際に住んでいるからこそわかる地域の魅力を具体的に伝えることで、購入後の生活をイメージしてもらいやすくなります。
ステップ4:成功の鍵を握る!地域密着の不動産会社選び
売却活動を成功に導くには、信頼できる不動産会社選びが最も重要です。取手市のような地域では、地域の特性を熟知した不動産会社が有利に働くケースが多くあります。
良い不動産会社を見極めるポイントは以下の3つです。
- 査定価格の根拠が明確か:ただ高い査定額を提示するだけでなく、「なぜこの価格なのか」を過去の成約事例や市場動向に基づいて論理的に説明できる会社を選びましょう。
- 販売活動の計画が具体的か:情報サイトへの掲載はもちろん、地域に向けたチラシのポスティングなど、どのような販売戦略を持っているかを確認しましょう。
- 担当者との相性:売却活動は数ヶ月に及ぶこともあります。不安や疑問を気軽に相談でき、親身に対応してくれる担当者かどうかも重要な判断基準です。
取手市内での比較!戸頭駅・稲戸井駅周辺のマンション相場と特徴
取手駅の中古マンション相場をより深く理解するには、同じ取手市内にある他の駅、特に関東鉄道常総線沿線の「戸頭駅」「稲戸井駅」周辺の相場と比較することが有効です。エリアごとの特徴を理解することで、ご自身のマンションが持つ「強み」がより明確になります。
利便性と資産価値を重視するなら【取手駅】
取手市の中心である「取手駅」周辺の最大の特徴は、JR常磐線の始発駅という圧倒的な利便性です。
- 特徴:朝のラッシュ時でも座って都内



