取手市の空き家、水道の放置は危険!起こりうる5つの深刻なトラブル
取手市内に空き家をお持ちの方へ。「誰も使わないから水道は止めてある」「元栓を閉めているから大丈夫」と安心していませんか。その判断が、思わぬ高額出費や近隣トラブルを招く原因になるかもしれません。
特に取手市は、冬になると利根川や小貝川からの川風で気温が氷点下まで下がる日が多く、この地域特有の気候が空き家の水道管に大きな脅威となります。油断が深刻な事態を招く前に、ここでは、取手市の空き家で水道を放置した場合に起こりうる5つの深刻なトラブルを具体的に解説します。
1. 冬の冷え込みが引き起こす「水道管の凍結・破裂」
取手市の厳しい冬の冷え込みは、屋外に露出した水道管や断熱が不十分な床下の管を直撃します。人が住んでいれば水が動くため凍りにくいですが、空き家では水が滞留したままです。外気温の低下で管内の水が凍ると体積が約10%膨張し、圧力に耐えきれなくなった水道管が破裂してしまいます。
厄介なのは、凍結中は水漏れが起きず、気温が上昇して氷が溶けた瞬間に水が噴き出す点です。次に空き家を訪れた時、床下が水浸しになっているという悲惨な状況になりかねません。
2. 気づかぬうちに膨れ上がる「漏水による高額請求」
空き家の水道管の破裂や蛇口パッキンの経年劣化による水漏れは、誰も住んでいないため発見が大幅に遅れます。わずかな滴りも24時間365日続けば膨大な量になり、水道メーターは回り続けます。数ヶ月後の検針で異常な使用量が発覚し、ある日突然、数万円から数十万円という高額な水道料金の請求書が届くケースも少なくありません。実際に水が漏れていた以上、原則として支払い義務は所有者にあり、修理費用との二重の経済的負担が重くのしかかります。
3. 建物の寿命を縮める「湿気による構造体の腐食・劣化」
漏水が引き起こす問題は金銭面だけではありません。建物そのものの寿命を著しく縮める深刻なダメージにつながります。床下や壁の内部で漏水が続くと、常に湿気がこもった状態になります。この湿気は、建物の土台や柱といった木材を腐らせる「木材腐朽菌」や、家の天敵である「シロアリ」が繁殖する絶好の環境を作り出してしまいます。目に見えない場所で静かに進行し、気づいた時には建物の耐久性が著しく低下し、大規模な修繕が必要になることもあります。
4. 不衛生な環境が生む「害虫・カビ・悪臭の発生源に」
長期間使われない取手市の空き家では、水道の排水トラップに問題が生じがちです。排水トラップは、キッチンやトイレなどの排水管のS字部分に溜まった「封水(ふうすい)」によって、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防いでいます。しかし、空き家ではこの封水が自然に蒸発してしまいます。フタがなくなった排水管は下水道と直結し、ゴキブリやネズミなどの侵入経路となり、強烈な下水臭が家中に充満します。漏水による湿気と相まってカビも繁殖し、空き家全体が不衛生な巣窟と化す危険があります。
5. ご近所にも迷惑が…「近隣住民との深刻なトラブル」
取手市の空き家で水道トラブルが起きると、所有者だけの問題では済みません。漏水した水が隣家の敷地や建物に浸水すれば、損害賠償を請求される可能性があります。また、排水トラップの封水切れによる悪臭や、家が害虫の発生源になれば、近隣住民から苦情が寄せられることは避けられません。空き家の管理責任はすべて所有者にあり、一つの水道トラブルが地域社会との良好な関係を壊してしまうこともあるのです。
取手市の空き家|水道の停止・再開・名義変更の手続き方法
空き家の水道放置による様々なリスクは、適切な手続きで未然に防ぐことができます。手続きはポイントさえ押さえれば決して難しくありません。ここでは、取手市で空き家の水道を適切に管理するための「使用中止(閉栓)」「使用開始(開栓)」「名義変更」という3つの手続きについて、具体的な手順を解説します。

1. 長期間留守にするなら「使用中止(閉栓)手続き」
今後、長期間にわたって空き家を使用する予定がない場合は、水道の「使用中止(閉栓)」手続きを検討しましょう。これにより、漏水リスクを根本から断ち切れる上、水道の基本料金の支払いも不要になります。
手続きの流れと取手市の連絡先
取手市での手続き窓口は「取手市水道お客様センター」です。手続きは電話で申し込むことができます。
- 連絡先名称: 取手市水道お客様センター
- 電話番号: 0297-74-2141(代表)
- 受付時間: 平日 午前8時30分~午後5時15分(土日・祝日・年末年始を除く)
申し込み時に必要な情報
電話の際に以下の情報を準備しておくとスムーズです。
- お客様番号: 「水道ご使用量のお知らせ(検針票)」などに記載。不明な場合は住所と契約者名で照会可能です。
- 水道の所在地(住所): 空き家の正確な住所。
- 契約者のお名前: 現在の水道契約者名。
- 連絡が取れる電話番号: 申込者様の携帯電話番号など。
- 水道の使用を中止する日: 希望日の3~4営業日前までに連絡するのが確実です。
注意点とポイント
- 立ち会いは原則不要: メーターが屋外にあれば、作業の立ち会いは基本的に必要ありません。
- オンライン手続き: 「いばらき電子申請・届出サービス」によるオンライン手続きも可能ですが、初めての方は不明点を確認できる電話での申し込みがおすすめです。
- 代理人でもOK: 本人からの連絡が難しい場合、ご家族などの代理人による手続きも可能です。
2. 空き家の利用を再開するなら「使用開始(開栓)手続き」
空き家の売却準備や一時的な利用で再び水道を使いたい場合は、「使用開始(開栓)」の手続きが必要です。こちらも取手市水道お客様センターへの連絡で行います。
手続きの流れと必要な情報
申し込み方法は閉栓手続きと同様です。水道お客様センターへ電話し、以下の情報を伝えてください。
- 水道の所在地(住所)
- 新しく使用者になる方のお名前(契約者名)
- 連絡が取れる電話番号
- 水道の使用を開始したい日
希望日の3~4営業日前までの連絡が推奨されます。
開栓時の最重要注意点
開栓手続きで最も注意すべき点は、**「家の中の蛇口がすべて閉まっているか」**の確認です。もし蛇口が開いたままの状態で元栓が開けられると、水が噴き出し室内が水浸しになる大惨事を引き起こします。開栓を依頼する前に必ず現地を訪れ、キッチン、洗面所、お風呂、トイレ、屋外の散水栓など、すべての蛇口が固く閉まっていることを確認してください。これが予期せぬトラブルを防ぐ最大のポイントです。

3. 所有者が変わったら「名義変更の手続き」
相続や売買で取手市の空き家の所有者が変わった場合、水道の契約者名義を変更する必要があります。これを怠ると、前の所有者に請求が続くなどトラブルの原因になります。
相続や売買に伴う名義変更
この手続きも取手市水道お客様センターへの電話連絡で行います。
- 相続の場合: 亡くなられた旧所有者から新所有者へ名義を変更します。
- 売買の場合: 通常は不動産会社が引き渡し日に合わせて手続きをサポートしますが、個人間売買の場合はご自身で忘れずに行う必要があります。
申し込み時に伝える情報
- お客様番号(分かる場合)
- 水道の所在地(住所)
- 旧所有者(旧契約者)のお名前
- 新所有者(新契約者)のお名前と連絡先
- 名義変更の理由(相続、売買など)
これらの手続きは空き家管理の基本です。一手間をかけることが、大切な資産を将来のトラブルから守る分かれ道となります。
取手市の空き家、水道料金は月々いくら?料金体系と管理コスト
水道の手続きを考える上で気になるのが費用です。「誰も使わないから料金はかからない」と思いがちですが、そうではありません。ここでは取手市の水道料金の仕組みから、空き家を所有し続けることで発生するコスト、そして万一のトラブル時の費用まで、お金の側面に焦点を当てて解説します。
取手市の水道料金の基本構成
取手市の水道料金は**「基本料金」と「従量料金」**で構成されています。
基本料金:使わなくても発生する固定費 水道の使用量にかかわらず、水道メーターの口径に応じて毎月定額で発生する料金です。水道契約を継続している限り、たとえ一滴も水を使わなくても請求されます。一般的な家庭で多い口径20mmの場合、取手市では2ヶ月で2,640円(税込)の基本料金がかかります(2024年4月時点)。
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従量料金:使った分だけかかる変動費 実際に使用した水の量に応じて加算される料金です。使用量が多くなるほど単価が上がります。空き家の定期的な通水では使用量はごくわずかですが、漏水が発生するとこの料金が跳ね上がり、高額請求につながります。
空き家の水道を契約したままにすると、蛇口をひねらなくても毎月基本料金がかかり続けることを覚えておいてください。
シミュレーション:空き家の水道を止めない場合の年間コスト
取手市で空き家の水道契約を続けた場合の年間コストを計算してみましょう。
【取手市・口径20mmの場合の年間基本料金シミュレーション】
- 2ヶ月あたりの基本料金:2,640円(税込)
- 年間の請求回数:6回 (12ヶ月 ÷ 2ヶ月)
- 年間合計:2,640円 × 6回 = 15,840円
全く水を使わなくても、水道契約を続けるだけで年間約1万6千円の出費となります。これが長年続けば、決して無視できないコストになります。

定期的な通水管理にかかる水道代
空き家の配管を維持するための定期的な通水は、重要な管理作業です。この作業にかかる水道代は、年間でも数百円程度とごくわずかです。
例えば、月に一度、3ヶ所の蛇口を各1分間流した場合、年間の通水量は約432リットル(0.432㎥)です。取手市の従量料金(2ヶ月で16㎥まで)で計算すると、年間の追加料金は約57円となり、100円にも満たない金額です。年間約1万6千円の基本料金は、建物の配管設備を健全に保ち、資産価値の低下を防ぐための必要不可欠な管理コスト、いわば「投資」と考えることができます。
最も怖い突発的トラブルと修理費用
取手市の空き家管理で最も避けたいのが、水道管の破裂や漏水です。発見が遅れると被害が拡大し、修理費用は高額になりがちです。
- パッキン交換など軽微な修理: 数千円~1万円程度
- 露出した水道管の亀裂修理: 2万円~5万円程度
- 壁の中や床下など、見えない部分の配管修理: 5万円~20万円以上
特に冬場の凍結による水道管破裂は、壁や床を剥がす大掛かりな作業になることもあり、内装の復旧費用もかさみます。さらに、漏水による湿気で建物の土台が腐食したり、シロアリが発生したりすれば、被害額は数十万円から数百万円に及ぶ可能性もあります。定期的な通水と点検は、こうした最悪の事態を防ぐための保険なのです。
水道だけじゃない!取手市の空き家を資産として守る総合管理術
空き家の水道管理の重要性をご理解いただけたかと思いますが、大切な資産を守るために注意すべきは水道だけではありません。建物全体の資産価値を維持し、将来のトラブルを防ぐためには、より広い視野での「適切な管理」が不可欠です。ここでは、取手市にある不動産を「負債」ではなく「資産」として守り続けるための具体的な管理術を解説します。
資産価値を守る5つの管理ポイント
空き家の価値は、水道以外にも様々な要因で劣化していきます。特に注意すべき5つの管理ポイントをご紹介します。
【水道】冬場の凍結対策「水抜き」は必須 取手市でも冬の朝晩は氷点下に冷え込みます。長期間家を空ける場合は、水道管の凍結破裂を防ぐ最も効果的な方法である「水抜き」を行いましょう。元栓を閉め、家中の蛇口をすべて開けて管内の水を排出します。給湯器やトイレのタンクの水抜きも忘れずに行うことが重要です。
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【換気】湿気とカビから建物を守る 閉め切られた空き家は湿気がこもり、カビや腐食の温床となります。最低でも月に1回はすべての窓や扉を開け放ち、家全体の空気を入れ替えましょう。空気の流れを作ることで、木材の腐食や不快な臭いの発生を防ぎ、建物の寿命を延ばします。
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【庭木・景観】ご近所トラブルと害虫の発生源に 伸び放題の雑草や庭木は景観を損なうだけでなく、害虫や害獣の住処になります。枝葉が隣家や道路にはみ出せば、近隣トラブルの原因にもなります。定期的な草むしりや剪定は、資産価値と地域との良好な関係を保つために不可欠です。
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【郵便物】防犯上の最大のシグナル 郵便受けにチラシや郵便物が溢れている状態は、「この家は無人だ」というサインになり、不法侵入や放火といった犯罪を誘発するリスクを高めます。定期的に郵便物を回収し、不要なDMの配送停止手続きをすることも大切な管理です。
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【建物】雨漏りやひび割れの早期発見 定期的に建物を訪れた際には、室内外を目で見て点検する習慣をつけましょう。天井のシミ、外壁のひび割れ、屋根瓦のずれなどを早期に発見できれば小さな修繕で済みますが、放置すれば大規模な工事が必要となり、資産価値を大きく損ないます。
管理負担を減らす公的・民間のサポート活用法
「一人で全部管理するのは大変だ」と感じる方も多いでしょう。特に遠方にお住まいの場合、定期的な管理は大きな負担です。そのような所有者の負担を軽減するための選択肢も存在します。
取手市も「空家等対策計画」に基づき、所有者への適切な管理の呼びかけや利活用の促進を行っています。市の窓口で管理に関する相談をしてみるのも一つの方法です。
もう一つの有力な選択肢が、民間の「空き家管理サービス」です。専門業者が所有者に代わって定期的に物件を巡回し、換気、通水、郵便物確認、簡易清掃などを行います。月額数千円から1万円程度の費用で、プロの目で建物の異常をチェックしてもらえる安心感は大きなメリットです。ご自身の状況に合わせて、こうしたサービスの利用を検討することも、資産を守るための賢明な投資と言えるでしょう。
管理負担が大きいなら売却も一手|2026年 取手市の不動産市況
空き家管理サービスを利用しても、固定資産税や将来の修繕費といった経済的・精神的な負担は残ります。取手市内の一般的な戸建ての場合、税金と管理サービス費用を合わせると、利用していなくても年間20万円以上の出費となる可能性があります。こうした負担を根本から解消する最も確実な方法が、空き家そのものを手放す「売却」です。維持管理の責任から解放され、資産を現金化できるという大きなメリットがあります。



